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八条学園騒動記
第六百九十二話 カロリーを消費することその八

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「カナダを代表するワインだから」
「それでだね」
「僕達もね」
「紹介したんだね」
「うん、兎に角マイナー国家だから」
 ベンにもこのことを話した。
「何とかして皆にカナダを知ってもらいたくて」
「アイスワインも紹介したんだ」
「カナダ料理とね」
 それと共にというのだ。
「そうしたんだ」
「そうだったんだね」
「うん、けれどベンは知ってくれてね」
 トムはこのことは微笑んで話した。
「嬉しいよ」
「そこまで嬉しいんだ」
「だって皆カナダは知っていても」
 それでもというのだ。
「国名だけだよね」
「そう言われるとね」 
 ベンも否定しなかった。
「そうなるかな」
「それがなんだ」
「トムとしては嫌なんだ」
「カナダ人としてはね」
 どうしてもというのだ。
「それで動画チャンネルもやってるし」
「カナダ料理の紹介だね」
「そしてね」
「アイスワインもなんだ」
「紹介したんだ」
「そうなんだね」
「自然も大事にしてるしね」
 トムはこちらのことも話した。
「開発した場所でも」
「そこでもだね」
「そう、ちゃんとね」
「自然を大事にして」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「そこでだよ」
「暮らしていって」
「お料理もね」
 こちらもというのだ。
「そうした考えなんだ」
「自然を大事にしているんだ」
「だから野生の生きものをよく食べるけれど」
 カナダではというのだ、トムも家族で自国の料理を紹介しているがその時も野生の生きものを食材にする時がある。
「食べられることに感謝して」
「そうしてだね」
「乱獲はね」
 これはと言うのだった。
「絶対にだよ」
「ない様にしているんだ」
「熊でもムースでもね」
「そうなんだ」
「そしてね」
 トムはさらに話した。
「川や海の幸も」
「全部だね」
「そう、全部ね」
 まさにというのだ。
「大事にしてね」
「食べているんだ」
「そうなんだ、あと養殖もね」
 生きもののそれもというのだ。
「してるし家畜化だってね」
「熊とかムースとか」
「しているしね」
「それで食べてるんだね」
「お乳を貰ったりね、ただ熊の胆汁は」
 トムはこちらの話もした。
「漢方薬にもなるけれど」
「高いんだったね」
「昔は熊の身体に直接取る装置付けて生きてる間ね」
 その間というのだ。
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