第十一話 魔王と呼ばれる者達その六
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「連合の政はかなりや」
「安心出来るな」
「私もそう思うわ」
「僕と同じやな」
「そや、彼がおってくれてな」
それでというのだ。
「連合はほんまにや」
「助かってるな」
「心から思うわ」
まさにというのだ。
「こと政においてはな」
「太宰が一番やな」
「実際星のモンで政はダントツや」
政治力も特技もだ、兎角彼の政における能力は他の星の者と比べても極めて高い域にあるのである。
「そやからな」
「これからもな」
「頑張ってもらうわ」
「政の仕組みも太宰君が考えて決めてくれて」
綾乃も語った。
「動かしてくれて」
「問題と見たら先に先に動いてあらためもする」
芥川は彼のそのことも話した。
「ほんまにな」
「連合の政は太宰君で」
「あいつが一番や」
「そやね」
「そやから僕等が五千万の大軍を動かしてな」
「星の人は殆ど出て」
「枢軸との戦に向かってな」
そうしてというのだ。
「戦ってる時もな」
「安心してやれたわ」
「あいつが留守を預かっててな」
「政を取り仕切ってくれてたから」
「そやったからな」
だからだというのだ。
「やれたわ、太宰は戦にも出たことあるけど」
「皆と覇権を争った時にやったね」
「やっぱり戦よりもな」
「政が得意やったね」
「それにあいつまで連れて行ってな」
戦にというのだ。
「それでな」
「政に支障出たし」
「やっぱりあいつはな」
「政やね」
「そっちのモンや」
「ほんまそやね」
「今かてな」
リーも言ってきた。
「国の柱の私達十人が国を留守にしてや」
「ここで冒険していても」
「安心して行けるのはな」
「太宰君がおるからやし」
「ほんま有り難い、政はほんまや」
「太宰君やわ」
彼が一番だというのだ。
「ほんまに」
「その通りやな」
「そやね」
こうした話をしてだった。
十人は溶岩地帯を進んでいった、燃え盛るモンスター達が目の前に出て来たが羅が青龍偃月刀を一閃させてだった。
衝撃波を放つとそれで全て倒された、施は倒されたモンスター達が残した金を見てから彼に言った。
「見事なもんやな」
「敵を一撃でまとめて倒してか」
「ああ、相変わらずな」
「これ位の敵やとな」
「楽か」
「ああ、しかしな」
羅は熱を感じ汗を垂らしつつ施に話した。
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