第152話
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が無理でしたら、バルクホルン先生はどうですか?」
「リオン、お主な………最初から無理だとわかっていて、わざと聞いているだろう……」
焦りの表情を浮かべたセリスの要求に対して呑気に笑いながら答えたセルナート総長の答えを聞いたトマスは呆れた表情で溜息を吐き、笑顔を浮かべたリオンに訊ねられたバルクホルンは疲れた表情で溜息を吐いて答えた。
「ええい!だから、妾にはもっとマシな呼び方があると言っているじゃろうが!というか、星杯騎士もそうじゃがヌシの眷属たる妾にそんな下らんことの為に命令を出す事等をすればヌシの”空の女神としての威厳”もそうじゃが、何よりも”いめーじ”が下がる事は間違いない事もわかっておるのか!?」
「え?どうして私が今まで貴女達が勝手に妄想していた”空の女神の威厳やイメージ”を守らないといけないんですか?そもそも私は”空の女神という名前自体が痛々しくて嫌なのに、いちいち訂正させるのもめんどうですから大変不本意ではありますが仕方なく受け入れているんですよ?”そんな私が”空の女神の威厳やイメージ”を守る”義務”なんてどこにもないでしょう?」
一方ローゼリアは疲れた表情で声を上げてエイドスに反論したがエイドスは心底不思議そうな表情でとんでもない答えを口にし、エイドスの答えを聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「貴女の事ですから、どうせそう言うと思っていましたわ………」
フェミリンスは呆れた表情で溜息を吐いて呟いた。
「ア、アハハ………でも、それでしたら買い出しついでにクロスベルで留守番をしているキーアちゃんも連れて来た方がいいかもしれませんね。」
「フフ、そうね。それにキーアちゃんもお料理は得意だから戦力になるし、何よりもキーアちゃんだけ仲間外れにする訳にはいかないものね。」
「うん!”仲間外れ”はダメだもんね!」
苦笑した後ある事を提案したリーシャの提案にエリィは微笑みながら同意し、キーア・バニングスは無邪気な笑顔を浮かべた。
その後様々な勢力の協力による”壮行会”がユミルで開かれ、それぞれ様々な勢力の人々との交流を深めた。
そしてその翌日、オズボーン宰相の指示によって帝都ヘイムダルの上空に地精の祖先が1200年前に築いた”最終相克”の舞台――――――”幻想機動要塞(トゥアハ=デ=ダナーン)”が顕現した。
”幻想機動要塞(トゥアハ=デ=ダナーン)”の顕現は灰獅子隊による黒の工房の本拠地の襲撃時のハッキングによる情報収集によって予め連合やヴァイスラントも想定できていた為、大きな混乱もなく、”表”と”裏”、それぞれの”最終決戦”についての話し合いをし、その結果三日後に帝都奪還と”幻想機動要塞(トゥアハ=デ=ダナーン
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