第152話
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情で指摘し、アネラスは苦笑し、感心しながら呟いたジンの言葉に頷いたプリネは微笑んだ。
「フッ、それでこそ我が挑戦に何度も応え、そして我が麗しの姫君達を我が手から阻んだ”英雄”だ。」
「クスクス、話に聞いていた以上に面白いお嬢はんやな〜。」
ブルブランは髪をかき上げて静かな笑みを浮かべてエステルを見つめ、ルクレツィアは可笑しそうに笑いながらエステルを見つめた。
「え、えっと、エステルさん。”壮行会”をする事は反対ではないのですが、ユミルに突然こんな大人数の”壮行会”の為の食事を用意させるのは厳しい……いえ、正直に言って無理なのですが……」
「はい……食材もそうですが、料理人も圧倒的に足りませんし……」
「た、確かに……」
するとその時ある問題に気づいたエリゼが気まずそうな表情でエステルに指摘し、エリゼの指摘に続くようにエリスは困った表情で呟き、二人の話を聞いたリィンは冷や汗をかきながら呟いた。
「それならここにいるみんなで協力したらいいじゃない!食材の買い出しはそれぞれの飛行艇や転位を使えばすぐだし、この中にいる料理ができる人達がみんなで協力すれば問題ないわよ!」
「ふふ、しかも私の”試練”の時のようにそれぞれの”立場”を越えて協力するのですから、正に一石二鳥ですね♪――――――という訳で、当然守護騎士の皆さんも手伝ってあげてくださいね?――――――勿論、これも空の女神の勅命ですよ♪あ、それとロゼ2号も転位ができるのですから、当然食材の買い出しを手伝いなさいね♪」
エリゼとエリスが口にした問題点に対する解決案を答えたエステルとエステルの考えに同意したエイドスの答えを聞いたその場にいる全員は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ちょっ、買い出しの為だけに”勅命”を出さないでくださいよ!?」
「アハハ!まさか守護騎士もそうだけど天の車を”パシリ”にするなんて、星杯騎士団始まって以来の”珍事”だろうね♪」
「よくワジ君はそんな呑気に笑っていられるよね……」
「相変わらずそいつの思考回路はどうなっているのか、わからねぇぜ……」
我に返ったケビンは疲れた表情で反論し、呑気に笑っているワジの様子にノエルとランディは呆れた表情で呟き
「総長、副長!空の女神の”勅命”とはいえ”守護騎士”のあたし達が”パシリ”とかマジで勘弁なんだから、”勅命”を撤回するようになんとか説得してくれよ!」
「クク、無駄だ。何せ枢機卿どころか教皇猊下すらも説得できない我らが主神だぞ?そんな我らが主神を説得等我らも含めてこの場にいる全員ができる訳がないだろう。」
「だからと言って最初から説得する事を放棄しないで欲しいのですが………」
「総長達
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