第152話
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うとんでもない事実を知った事情を知っているアドル達やロイド達特務支援課の面々を除いてその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「エ、エイドス様……そ、”空の女神”が賭け事を……?」
「ハ〜〜〜〜ッ!?”空の女神”がカジノで荒稼ぎしたとか、マジかよ!?」
「いや〜、運からも寵愛されているとはさすがは”空の女神”であられるエイドス様ですね。」
「……今の話は初耳ですね。――――――どうやらケビン達にはエイドス様に関連する事で私達に報告していない内容について、後でじっくりと聞かせて頂く必要がありそうですね。」
「クク、私達に報告していない―――いや、”できなかった内容”だろうだから、上層部の連中が知れば卒倒する内容ばかりかもしれぬな。」
「当時の状況を考えれば、”元凶”は恐らくワジだろうな。」
我に返ったロジーヌは混乱した様子で呟き、セリスは信じられない表情で声を上げ、リオンは興味ありげな表情でエイドスを見つめながら静かな笑みを浮かべ、トマスは頭痛を抑えるかのように片手で頭を抱えながら顔に青筋を立ててケビン達を見つめ、セルナート総長は可笑しそうに笑い、バルクホルンは疲れた表情でワジに視線を向けた。
「ったく、あの様子だと他にも色々と”やらかして”いるんじゃねぇのか、あの”自称ただの新妻”は。」
「ア、アハハ………それらを間近で目にしていたケビンさん達は気苦労が絶えなかったでしょうね。」
呆れた表情で呟いたアガットの言葉に続くようにティータは苦笑しながら呟き
「クスクス……ちなみにエステル、”ここにいるみんなで壮行会をする”って提案したけど、その”みんな”の中には”結社”の人達も含まれているのかしら?」
可笑しそうに笑っていたレンは興味ありげな表情でブルブラン達”結社”の面々に視線を向けた後エステルに確認した。
「モチのロンじゃない!――――――というか戦争前に”結社”は事実上崩壊したし、そんな状態の結社を先に抜けた”怪盗紳士”達もそうだけど崩壊状態の結社にまだ残っていた”執行者”達も全員結社から抜けたんだから、別に気にする所なんてどこにもないじゃない。」
「いや、他にも色々気にするところがあるから。」
「あ、あはは………久しぶりに出たね、エステルちゃんのその凄い所が。」
「ハハ、さすがカシウスの旦那の娘だけあって――――――いや、既に旦那以上の”器”の持ち主かもしれんな。」
「ええ。何せエステルさんが切っ掛けでセリカ様とサティア様もそうですが、エクリア様やお父様達も救われ、それぞれ和解されたのですから。」
レンの疑問に対して答えたエステルのとんでもない発言にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ヨシュアは呆れた表
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