第152話
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
=ロッサの核に宿った。
「エイドス様?一体何を……」
「”空の女神”の力の一片を”紅”に吸収させたようだけど……一体何の為に………――――――!まさか……」
エイドスの行動にリースが不思議そうな表情でエイドスに訊ねている一方、エイドスの行動について考えた後ある推測をしたクロチルダが血相を変えたその時
「――――なるほど。これが”空の女神”の”褒美”か。」
「今の声はまさか……」
「テスタ=ロッサ……!君が喋ったのか……!?」
何とテスタ=ロッサが喋り、その事に驚いたその場にいる全員がテスタ=ロッサに注目している中クルトは驚きの表情で呟き、セドリックは信じられない表情でテスタ=ロッサに話しかけた。
「うむ……現界では久しい――――いや、”初めまして”になるな、セドリック。”空の女神”の力によって呪いの枷をようやく外す事ができた。」
「………ぁぁ……ッ!」
「フフ、よかったわね、セドリック。」
「紅の騎神の呪いを解いて頂いた事――――――心より感謝を申し上げます、エイドス様。」
テスタ=ロッサの話を聞いて嬉し涙を流しているセドリックをアルフィンは微笑ましそうに見つめ、オリヴァルト皇子はエイドスを見つめて頭を深く下げた。
「ふふっ、大袈裟ですね。――――さてと。”試練”も終了しましたし、戻りましょうか。」
オリヴァルト皇子の感謝に苦笑したエイドスが指を鳴らすとその場にいる全員はユミルへと入る入口前に転位した。
〜ユミル・出入口〜
「ここは………ユミルの出入口か。」
「あれ?確かルクレツィアさんが空間の亀裂を作ってミント達が飛び込んだ時の場所は”鳳翼館”だったよね?何で”鳳翼館”じゃなかったのかな?」
見覚えのある周囲を見回したリィンは呟き、ある事が気になったミントは首を傾げて疑問を口にした。
「こんな大人数を宿に転位させたら、転位した場所が私達によってすし詰めになる事が目に見えていましたので、こちらに転位したのですよ。」
「確かにこんな大人数が鳳翼館のロビーに入りきらないものね。」
エイドスの答えを聞いたその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中サラは苦笑しながら同意した。
「さてと………緊急支援要請も果たした事だし、俺達はそろそろクロスベルに戻るよ。ワジ、君のメルカバでクロスベルまで送ってもらってもいいか?」
「お安い御用だよ。」
「俺達もここで失礼させてもらうよ。」
ロイドの言葉にワジが頷き、ロイドに続くようにリィンが解散の言葉を口にしたその時
「え―――ッ!もう、帰っちゃうの〜!せっかく、みんなであの”空の女神”に勝ったんだから”祝勝会”をしようよ〜!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ