第四幕その二
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「このお城に」
「安土城にだね」
樵がジャックに応えました。
「そうするんだね」
「今からね」
「最初からそのつもりだったわ」
オズマがこう言いました。
「ここは通ることがわかっていたから」
「だからだね」
「今からね」
「安土城を訪問して」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「信長さんにもね」
「お会いするんだね」
「そう、そして家臣の人達ともね」
この人達ともというのです。
「お会いするわ」
「そうするんだね」
「じゃあいいわね」
「うん、今からだね」
「安土城を訪問しましょう」
こう言ってでした。
オズマは自ら先に出てでした。
そのうえで安土城の正門に皆を連れて向かいました。そうしてお城を訪問してその正門のところにおいてです。
門番の日本の具足と槍それに陣笠を被った兵達さんつまり足軽の人達に声をかけようとするとすぐにでした。
足軽さん達からです、オズマに言ってきました。
「これはオズマ姫」
「ギリキンに来られると聞いていましたが」
「これよりですね」
「殿に会われますね」
「そうしたいけれどおられるかしら」
オズマは声をかけてきた足軽さん達に尋ねました。
「信長さんは」
「はい、おられます」
「今は茶を楽しまれています」
「馬術と水練の後で」
「それを楽しまれています」
「そうなのね、ではお会いしていいかしら」
オズマに笑顔で言いました。
「これから」
「はい、それでは」
「案内致します」
「これよりそうします」
足軽さん達はオズマに笑顔で応えてでした。
門を開けてお城の中に入てでした。
案内してくれました、そのお城の中はです。
「凄いですね」
「城壁に櫓、門が幾つもあって」
「白い壁に瓦が奇麗で」
「空堀も一杯あって」
「階段や坂道も整えられていて」
「そうだね、大きいだけじゃなくて立派だね」
ガンプも見て言います。
「このお城は」
「ええ、これが信長さんのお城よ」
オズマは恵梨香達五人だけでなくガンプにもお話しました。
「素晴らしいでしょ」
「うん、日本のお城の中でもね」
「独特でね」
こうガンプにお話します。
「そしてね」
「奇麗だね」
「山全体をお城にしてね」
そうしてというのです。
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