第四幕その一
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
第四幕 立派な天主閣のあるお城
皆でギリキンの国に入ってでした。
緑から紫になった世界を進んでいきます、するとお山の近くに通って。
そのお山を見るとでした、何とです。
お山全体が日本の昔の建物お城の門や櫓それに壁に幾重にも覆われていてです。
頂上には青い瓦と金箔が貼られた壁とです、
赤い最上階があります、恵梨香はそれを見て言いました。
「あれは安土城ね」
「滋賀県にあったっていう?」
「あのお城なんだ」
「あのお城がそうなんだ」
「戦国時代のお城なんだ」
「間違いないわ、漫画で読んでそのままよ」
恵梨香はナターシャ達四人にそのお山を見つつお話しました。
「あれは安土城よ」
「そうなのね」
「あれが安土城なんだ」
「物凄く大きくて奇麗だね」
「山全体がお城になっていて」
「そう、あれは安土城だよ」
ムシノスケ教授もそうだと言いました。
「織田信長さんのお城だよ」
「やっぱりそうなのね」
「そうだよ、あのお城にだよ」
「織田信長さんがおられるのね」
「家臣の人達と一緒にね」
「あの人もオズの国に来られてると聞いたけれど」
「オズの国は夢がある人、沢山のいいことをした人が来るからね」
そうした国だからだというのです。
「織田信長さんもだよ」
「来られているのね」
「あの人も夢があって沢山のいいことをしたからね」
「あれっ、信長さんって魔王って言われてたよ」
カルロスは信長さんがいいことをしたと聞いて驚いて言いました。
「第六天魔王だとか」
「敵には容赦しなかったんだよね」
こう言ったのは神宝です。
「例え身内の人でもね」
「家臣の人達にも恐れられていて」
ジョージも言います。
「暴君だったんだね」
「そんな人と聞いてるけれど」
ナターシャもまさかというお顔になっています。
「いいことをしてきたのかしら」
「いや、信長さんは善政を敷いたんだよ」
こう言ったのはかかしです。
「オズの世界では有名だよ」
「そうなんですか」
「魔王と言われていたけれど」
「怖い人ってイメージですが」
「違うんですか」
「そうなんですか」
「それはイメージでしかなくてね」
かかしは恵梨香達五人にお話します。
「実際は違うよ」
「怖い人じゃないんですね」
「信長さんは」
「かっとして残酷なことをするとか」
「気性の激しい人って聞いてましたけれど」
「人を人と思わない様な」
「それが違うよ、本当に善政を敷いてね」
本当の信長さんはというのです。
「無駄な血は流さなかったし優しい人だったんだよ」
「そうだったんですね」
「魔王とか言われてです」
「無慈悲で残酷で」
「容赦ない人と思ってましたが」
「
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ