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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百八十話 炊き出しボランティア その5
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次の瞬間、聞いたことのない声と同時に、PGSの軍人達が手に持っている銃口を自らの首元に突きつけ、トリガーを引く。
俺たちを囲んでいたPGSの軍人たちが一斉に自殺したのだ。
そして、その集団自殺を引き起こしたと思われる少女が、突然、フューラーの背後にできた影から出現する。
少女の手には、アズマの無差別銃殺行為の証拠映像を撮影したと思われるビデオカメラと、断罪剣と思われる武器が握られていた。
「いいタイミングだ...『混沌の断罪剣士』よ...」
「帰りましょう、フューラー...」
混沌の断罪剣士と雷光の断罪剣士フューラーの体が、影の中に沈んでいく。
「生命、凍結、疾風の断罪剣士よ、我々セイバーズは君たちを共に戦える日を待っているよ...」
「おい、ちょっと待てよ!断罪剣っていったいなんなんだ!アンタたちとPGSはなにか知ってるんだろ?」
「知りたければ、我々、セイバーズの仲間になれ...」
「いやです」
「なら、仲間と共に真実を探求するもよし、それでは、また会おう...」
混沌の断罪剣士と雷光の断罪剣士フューラーの全身が地面にできた影の中に沈み、完全に姿を消した。
炊き出しボランティアが行われていた公園は、アズマの銃撃によって、死体の山が散乱し、その周りは血の海と化していた。
金子さんが通報したと思われる、パトカーや救急車が現場検証を初めて、俺達アルティメットメディアクリエイター部の部員もその場で、警察に事情聴取を受けた。
部長の要望により、炊き出しボランティアはその日のうちに、別の公園で再開された。
俺は、トラックの荷台に積まれた、まだ未使用の豚汁の入った大鍋を取りに行く。
トラックの荷台には、今朝、部長の作った豚汁を飲んで気絶した竹田がそのまま横たわっていた。
しばらく、食料配給が停止されていたせいか、モンスターエリアのパブリックモンスター達は、皆、部長が作って竹田が飲んで気絶した豚汁をおいしそうに食べていた。
こうして、炊き出しボランティアは、なんとか成功したものの、あまりにも多くの血が流れてしまった。

次回予告 炊き出しボランティア その6
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