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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百七十九話 炊き出しボランティア その4
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「パブリック・リュミエール?」
雷はそのまま、襲いかかるパブリックモンスター達を銃撃し続けるアズマの全身を貫く。
雷の直撃を受けたアズマが地面に倒れる。
「死んだ...のか?」
俺たちの背後に、白いローブを身にまとい、顔に仮面を付けた人物が立っていた。
「ああ、死んだ」
「あんた誰だ?」
「私の名は『フューラー』、見ての通り、雷光の断罪剣士だ」
「『フューラー』...って、『総統』ってこと、じゃあ!」
「ああ、そうだ、私はPGS(パブリックガーディアンズ)と敵対している組織、『セイバーズ』のリーダーだ」
モンスターエリアのパブリックモンスター達が、反政府組織セイバーズと繋がっていたのは、どうやら本当だったようだ...。
「どうして、アズマを殺したんですか!」
「君は確か、生命の断罪剣士、山神ムサシ...」
「あなたが攻撃の威力を調節して、アズマの動きを止めてくれれば、俺のパブリックブレイカーでアズマを生きたまま、人間に戻せたはずです!」
「アズマは、我々の仲間である多くのパブリックモンスター達を自我の有無に関係なしに無差別に殺害した...!しかし、アズマやモンスターエリアの住人たちの死は無駄ではない...」
「何が言いたい?」
「我々、セイバーズは今回の銃撃事件の証拠映像を利用して、モンスターエリアに住む全てのパブリックモンスター達の人間社会への強制移民を実行する...」
「じゃあ、アンタはその証拠映像を撮るために、アズマが暴走したパブリックモンスター達を殺害するのを、ギリギリまで、黙って見てたのか!」
「その通りだ、君たちがこのモンスターエリアに炊き出しボランティアに来たのも、私が仕組んだことだ...食料配給と停止したPGSと、食料配給を停止されたパブリックモンスター達を衝突させ、PGSが自我の有無にかかわらず、PGSが無差別にパブリックモンスター達を殺害する証拠映像を入手する、その証拠映像を交渉材料にすれば、PGSを管理する政府はパブリックモンスター達の人間社会への移民を許可するしかない...」
「そんなことしたら、人間社会が、今のモンスターエリアのように戦場になるぞ!」
「望むところだ、我々、パブリックモンスターと人類、どちらがこの地球の支配者にふさわしいか、はっきりさせようじゃないか...」

次回予告 炊き出しボランティア その5
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