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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百七十七話 炊き出しボランティア その2
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た。
いつも昼頃起床する部長と副部長が早起きして作った例の『豚汁』は、モンスターエリアの人々にかなり好評だった。
竹田のように、気絶する者は一人も出ず、炊き出しボランティアはいい感じに盛り上がっていた。
しかし、次の瞬間、PGSの制服を来た男が、『豚汁』の入った大鍋を両手に持って、地面にぶちまける。
部長がキレる。
「何すんのよォ!」
「おい、てめぇら!俺達PGSの許可も取らずに、炊き出しなんてしてんじゃねぇよ!」「モンスターエリアの人々に食糧の配給を停止したのはアンタたちPGSでしょう!」
「その通りだ!それの何が悪い!」
「アンタたち、モンスターエリアの人たちが飢え死にしたら、かわいそうだと思わないの?」
「思わないねぇ、なにせ、このモンスターエリアの住人達には、あのセイバーズをかくまっている疑いがあるんだからなァ!」
「セイバーズって誰よォ!」
「おっと、こんなとこに、裏切り者のヨシノちゃんがいるじゃないか〜!お友達に教えてやったらどうだ?」
「あなたは確か...高田アズマ...!セイバーズのこと、教えてもいいの?」
「そりゃあ、PGSに拷問された、おめぇの弟が提供してくれた情報なんだからなァ!」
あの、アズマって奴、ヨシノを挑発している...!
「セイバーズは、パブリックモンスターの犯罪者を支援する組織のことよ...」
「だったらなによ!モンスターエリアの人たちの全員が、そのセイバーズに協力しているわけじゃないんでしょ!なら、食料配給を停止する理由にはならないわ!」
「それが、そうもいかんのだ!ここのバケモノ達は、近いうちにPGSに大して反乱を起こす疑いがあるんだからなァ...!」
それは、PGSとモンスターエリアに住むパブリックモンスター達の戦争の開始を意味していた。

次回予告 炊き出しボランティア その3
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