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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百七十七話 炊き出しボランティア その2
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ょ?私とヒカリはねぇ、実は、料理をするのは今日が初めてなのよ!」
俺は何も聞かなかったことにして、朝食を食べることにした。
となりに、朝食が乗ったおぼんを持った竹田が座る。
「おはよう山神。部長と副部長が作った豚汁、いい匂いだよなぁ〜」
「お、おう...」
「じゃあ、ちょっと竹田君、味見してみなさいよ!」
「え、いいんですか?」
部長が紙コップに入った豚汁を、竹田に手渡す。
竹田が豚汁を飲む。
「?わああああああああああああああああああああああああッ?」
竹田が奇声を上げて気絶した。
「どうやら、私たちが作った豚汁が、気絶するほどおいしかったみたいね!」
眼科、行ってこい。
まずいぞ、このままだと、炊き出しボランティアがバイオテロになってしまう。
調子に乗った部長が満面の笑みを浮かべながら、豚汁の入った紙コップを俺に突きつける。
「山神君も、飲んでみる?」
「ないです」
「言い方ァ!」
数分後、校門の前にアルティメットメディアクリエイター部の部員が全員集合する。
「それじゃあ!みんなァ!今日も頑張ってボランティアするわよォ!えいえいおーッ!」
「お...おー!」
「声が小さいィィッ?」
こうして、荷台に例の『豚汁』と気絶したままの竹田を乗せたトラックは、モンスターエリアへと向かった。
ちなみに、車の運転をしているのは、以前、清掃ボランティアの主催者を務めていた金子さんである。
部長は、自慢の『豚汁』をモンスターエリアの人々に提供できるのが、よっぽど嬉しいのか、トラックの助手席で、歌詞が英語の歌をずっと熱唱していた。
「うるせーわよ!」
ヨシノの注意も気にせず、部長は歌詞が英語の歌を熱唱し続ける。
副部長の杉原ヒカリは、車酔いのせいで、事前に用意してきたと思われるエチケット袋に何度もゲロを吐いている。
部長のへったくそな英語の歌に、副部長から漂う刺激臭。
状況は最悪だが、なんだか修学旅行のバスみたいで、俺はちょっとだけ、楽しかった。
金子さんが運転する車がモンスターエリアに入る。
モンスターエリアでは、自我のあるパブリックモンスターと人の姿をした異能者達が、人間社会と同じような生活をしていた。
しかし、政府からの食料配給が停止されてしまったせいか、モンスターエリアの住人達の顔には疲労が浮かんでいた。
金子さんが運転するトラックが、ボランティアの開催場所だ思われる公園で止まる。
公園には、炊き出し目当ての、パブリックモンスターや異能者たちが、たくさん集まっていた。
炊き出しの準備が終わったところで、部長がメガホン片手に、炊き出しボランティアの開会式を始める。
みんなの前で、へったくそな英語の歌を熱唱し終えた部長が炊き出しボランティアの開催を宣言した。
こうして、炊き出しボランティアが始まっ
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