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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百七十六話 炊き出しボランティア その1
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第二百七十六話 炊き出しボランティア その1
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
 
アルティメットメディアクリエイター部の部員たちは、竹田がムァンビキしてきた食材で制作された鍋を完食した。
部長の風見マイカが急に立ち上がり、部室のホワイトボードを右手でバンバン叩く。
「はい!注目ゥ?」
部員達の視線が一斉に、風見マイカに集中する。
「では、こうして、新メンバーも加わったことだし、さっそく、次の活動内容について、お話したいと思います!拍手は?」
部員たちが、やる気のない拍手をする。
「実は昨日、役所から、またボランティアの依頼がありました!ボランティアの内容は...」部長がホワイトボードに、黒のマジックペンで勢いよく書きなぐる。
ホワイトボードにはクッソ汚い字で『炊き出し』と書かれていた。
「部長!どこで炊き出しするんですか?」
部長が再び、ホワイトボードに、黒のマジックペンで勢いよく書きなぐる。
いや、口で言えよ。
ホワイトボードにはクッソ汚い字で『モンスターエリア』と書かれていた。
部員達から、深いため息が漏れる。
『モンスターエリア』とは、政府に安全性を認められているが、PGS(パブリックガーディアンズ)に所属していない自我のあるパブリックモンスター達が住んでいるエリアである。
しかし、『モンスターエリア』はPGSの監視下にあり、何らかのストレスによって自我を失い、暴走が認められたパブリックモンスターはPGSに処刑されてしまう。
では、なぜ、『モンスターエリア』が作られたのか説明しよう。
政府に安全性を認められたパブリックモンスターは2種類存在する。
@PGSに所属して、暴走したパブリックモンスターから、人間社会を守るパブリックモンスター。
APGSに所属せずに、モンスターエリアで生活をしている、パブリックモンスター。
つまり、モンスターエリアは、パブリックモンスターを嫌う人間社会から隔離されたエリアである。
政府に安全性と認められたとはいえ、いつストレスで暴走するかわからないパブリックモンスター達が住んでいるモンスターエリアは、人間たちにとっては、危険な場所として認識されている。
俺は部長に質問する。
「部長!『無期限・食料配給制度』が施行されているのに、どうして、わざわざ、炊き出しなんてするんですか?」
「役所の職員が言うには、政府による食料配給が、モンスターエリアだけ無視されているらしいわ...」
「それって、つまり、モンスターエリアの人々は、政府から嫌がらせを受けてい
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