楽進、于禁、李典に会う。
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俺は高速で突進し、みぞおちを叩き込みその場に動けなくなった男に対し、52枚のカードが絶え続けなくなく襲った。
「それでは、ごきげんよう・・・」
と片手を上に上げながら、帰っていった。
〜真紅狼side out〜
〜李典side〜
なんやアレ?
いきなり、剣っぽいモノから光が出てきたと思ったら、今度は剣っぽいのを突き出しながら突進してさらに連中を削った。
極め付けが最後の技や。
大きな爆音と衝撃が辺り一帯に影響を出し、あの兄ちゃんが回転した円の部分以外は地面が抉れ、黄巾党の連中の死体が築き上げられていた。
「ありえへんやろ」
そう、目の前の光景はあり得なかった。
そして、宣言通り、この世とは思えない光景だった。
辺りは血の海でちらほらと見えるのは連中の吹き飛んだ体の一部が無残な姿で転がっていた。
その中心に立つのは、黒と白の服を着た男。
まるで獅子のように紅い地面を歩く。
「紅き獅子やな・・・」
「・・・なに?真桜ちゃん?」
「いや、あの兄ちゃん。まるで獅子のように血の海を歩いているから紅い獅子のように見えてな。」
沙和は兄ちゃんの方を見ながら、頷いてくれた。
「・・・確かにそう見えるね。あっちの方から誰か来るよ!」
「また黄巾党の連中か?」
と凪も来た。
「済まない、ここに黄巾党が出現したという報せを聞いて駆けつけた。私は、曹操様の部下、夏侯淵という。・・・黄巾党はどこに?」
「黄巾党なら先程、全滅しましたが?」
「全滅・・?貴方達がやったのか?」
「違うの。真紅狼さんという方が一人でやったの。」
「・・・真紅狼殿がここに居るのか?」
殿?なんや、あの兄ちゃん。この姉ちゃんと知り合いか、なんかか?
「ちょうど、あそこに居ますが?」
「確かに・・・真紅狼殿だ。」
振り向いたときには、血の海を渡り終えた『紅き獅子』はこっちに気が付いた瞬間、気まずそうな表情をしていた。
なんか、あったんかな?
「よう、戻ったぜ。・・!?」
「・・・探しましたよ、真紅狼殿?」
「・・・なんで、ここにいるんだよ。秋蘭」
〜李典side out〜
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