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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百七十ニ話 裏切り者 その4
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第二百七十ニ話 裏切り者 その4
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

工藤リンカは大地の断罪剣ガイアセイバーで作り出した、石と土で出来た巨大な竜で、あえて、ヨシノを襲った。
レオンは、姉のヨシノが自分のせいで傷つき、死にかける姿がストレスとなり、再び、パブリックモンスターになり、暴走する。
ここまでが、すべて、工藤リンカの作戦だったのだ。
レオンを殺すのに十分な理由を作り出した、工藤リンカは、断罪剣ガイアセイバーの『パブリック・クラッシュ』で暴走したレオンを消滅させる。
暴走したレオンから、ヨシノを守った工藤リンカの頬に、ヨシノのビンタが直撃した。
「ひどいなぁ...私がせっかく、先輩のこと、助けてあげたのに...」
「アンタがわざと、レオンをパブリックモンスターにしたんでしょ!」
「バレちゃいました?」
ヨシノが再び、リンカの頬に向かって右手を伸ばす。
しかし、リンカがヨシノの右手を腕をつかみ、ビンタの直撃を阻止する。
「ダメですよ、先輩、友達の顔を殴るなんて...」
リンカはヨシノ右手を愛しそうに頬ずりをする。
「おい、おかっぱメガネ...」
ヨシノの背後に、山神ムサシが立っていた。
「おや、てっきり気絶していたと思っていたんですが...」
山神ムサシが断罪剣ライフセイバーをリンカに向かって突きつける。
「どうして、レオン君をパブリックモンスターにした...どうしてレオン君を殺した...!」
「今となっては、その議論に意味があるとは思えませんが...」
山神ムサシが断罪剣ライフセイバーをリンカに向かって振り下ろす。
しかし、リンカの断罪剣ガイアセイバーが振り下ろされた断罪剣ライフセイバーを受け止める。
リンカの膝蹴りがムサシの腹部に直撃する。
「どうやら、あなたは、断罪剣士との戦いは初めてのようですね...斬り合いだけが、戦いだと思っているなら、大間違いですよ」
リンカの拳や蹴りが俺の全身に直撃する。
「山神ムサシ、あなたが何度、断罪剣の力で、パブリックモンスターを人間に戻しても、さっきのレオンのように、再びパブリックモンスターになってしまえば、あなたの努力は無駄になる。つまり、あなたの戦いは、はっきり言って無意味です、あなたの断罪剣は悲劇を繰り返すことしかできない」
リンカの足がムサシの頭部を踏みつける。
「おねがい、リンカ!もう、やめて!」
「ヨシノ先輩、降参しないのであれば、このまま山神ムサシを痛めつけます」
「PGSは断罪剣士を殺さないんじゃなかったの?」

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