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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百七十一話 裏切り者 その3
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第二百七十一話 裏切り者 その3
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
両親の死の真相を知ったヨシノはレオンと共に、PGSの施設を脱走。
山神ムサシは、ヨシノとレオンを捕獲しに来たPGSの戦士・神田ゴウキを断罪剣ライフセイバーから放たれたパブリックブレイカーで異能者から人間の状態に戻し、無力化する。
しかし、ゴウキと入れ替わるように、大地の断罪剣士、工藤リンカが山神ムサシの前に現れる。
俺の目の前に、大剣を持ったおかっぱ頭にメガネが特徴的な少女が現れる。
ヨシノが俺に告げる。
「大地の断罪剣士...工藤リンカ...!」
「お久しぶりです...ヨシノ先輩...」
「大地の断罪剣士だって...!」
「ええ、一応、私の後輩よ」
「ゴウキ君から緊急の通報があって、ここに来ました、事情は大体わかっています...私はできれば、大事な友達を傷つけたくありません...大人しく降参してくだい...」
「お前、工藤とか言ったな、お前はPGSのやり方になんの疑問も感じないのか?」
「どういう意味ですか?」
「ヨシノの友達なのに、どうして、ヨシノを追い詰めるんだって言ってんだ!」
「友達、だからですよ。友達だから、間違った道を進もうとしているヨシノ先輩を、正しい道に導こうとしているだけです...」
「レオン君は悪くない、悪いのは全部パブリックブレイク現象だ!だから、レオン君を処刑しようとしているPGSは間違っている!」
「色川レオンは正当防衛とはいえ、両親や人間を殺しています、彼は現代社会にとって、危険な存在です、だから、処刑する、私はなにか間違ったことを言っているでしょうか?
「正当防衛なのに、死刑にするのが間違っている!」
「では、仮に、あなたの家族の中に、レオンに殺された人間がいたらどうしますか?そちらが先に手を出したから、死んで当然だったと言われて、はいそうですか、と納得できますか?」
「そ、それは...!」
「言い返せないということは、私の完全勝利ということでよろしいか?」
ウゼーな、このおかっぱメガネ。
「とういうわけで、レオンを処刑して、ヨシノ先輩の身柄を確保させてもらいます」
リンカが大地の断罪剣を地面に突き刺す。
ヨシノが俺に警告する、
「足元に気を付けなさい!リンカの断罪剣ガイアセイバーは、その名の通り、大地を操る断罪剣よ!」
大地の断罪剣ガイアセイバーが地面に突き刺された瞬間、大きな地震が俺たちを襲う。
「うおあッ!すっげぇ、揺れる!」
地面から土と石で出来た巨大な竜が出現して
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