暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第108話 自分を信じろ!研ぎ師ルキの誕生!
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は私の言葉の意味が分からずに首を傾げていました。でもルキさんにはこれから存分に理解してもらいますよ、貴方の腕前を……


「それでは調理を開始します」


 そして私はメルク包丁の一つ『千徳包丁』を手に取って調理を始めました。


「うえぇッ!?なんだあのスピードは!?」
「手が増えているように見えるわ!」


 イッセー先輩とリアス部長が驚いています。ふふっ、こんなのはまだまだ序の口ですよ。


 私は今度は黒小出刃包丁で『百合牡蠣』をさばき、続いて蘇生牛刀を使い『スモーククラゲ』の肉を切り分けています。


「小猫ちゃんの動きが凄く滑らかだ。まるで円舞を見ているみたいな気になってきたよ……」
「あんなにも多くの種類の包丁をこんな短期間で使いこなせるようになったなんて……小猫ちゃんの才能はずば抜けていますわね」


 祐斗先輩と朱乃先輩がそう言って驚いています。実際はワープキッチンで時間の流れが遅い空間を作りそこで修行していたので短期間ではないんですけどね。


 次に乱中華包丁で『カッチンネギ』と『メタルピーマン』を切っていきます。


 この食材は固くて普通の包丁では切りにくい上に切り口が乱れると触感と味が落ちてしまいます。でも乱中華包丁なら繊維を潰さずに綺麗に切れるんです。


 その後も無限ぺティナイフで『ムテキクリ』の核を高速で斬って調理したり、柔らかすぎて普通の包丁では切れない『プルルンイカ』を羽衣薄刃でさばいたり、世界一の鋭さを誇る一刀柳刃でG×Gの人間界でトップクラスに固い『ロンズデーキノコ』を調理したりと修行の成果を出していきます。


「出来ました!」


 そしてあっという間に料理の山を作りました。


「おおっ、こんなに大量の料理をあっという間に調理してしまうとは!」
「凄い……!」


 先輩やルキさんが褒めてくれますがまずは食べてもらわないと始まりません。


「さあルキさん、温かい内に食べてください」
「う、うん……どれから食べようか」


 ルキさんは自身の前に置かれていた百合牡蠣のチャーハンに目を向けました。


「これは百合牡蠣か?なんとも良い匂いがするな」
「えへへ、自慢の一品です」
「じゃあまずはこれから頂くよ」


 ルキさんはスプーンで百合牡蠣のチャーハンを掬い口の中に運びます。


「お、美味しい!百合牡蠣の風味がご飯にしっかり染み込んでいて奥深い味わいになってる!オレ、百合牡蠣がこんなにも風味が強いなんて思わなかった!」
「貝が閉じた状態のまま隙間からさばくと風味が増すんです」
「そうなんだ、そんなことが出来るなんて小猫ちゃんの腕はオレが思ってた以上なんだな」
「フフッ、これは普
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