暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第108話 自分を信じろ!研ぎ師ルキの誕生!
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ルキさんの許可を貰って私は部屋の中に入りました。
「おかえり、小猫ちゃん。修行をしに行っていたって聞いてたけどもう終わったの?」
「はい、無事に修行も終わりました。こっちでも色々あったそうですね」
「うん、そうなんだ」
私はルキさんに挨拶をしてこれまでの事を聞きました。
「……なるほど、そんな事があったんですね」
「ああ、オレは今まで失敗したらもう師匠みたいな研ぎ師にはなれないって思いこんでいた。でも師匠だって100%成功するわけじゃない、昔作るのに失敗してしまった包丁を見て悲しそうな顔をしてる師匠を思い出したんだ。オレはそれを見ていたはずなのにどうして忘れてしまっていたんだろうか……」
「ルキさん、きっとルキさんはこれまで一人で頑張ってきたから失敗したら行けないって思いこんでいたんですよ」
「そうかもしれないね」
私はルキさんに一人で頑張っていたから失敗をしてはいけないと思い込んでいたのではないかと言いました。それを聞いたルキさんは苦笑していました。
「オレはなんて傲慢だったんだろう、ユダさんですら失敗してしまったのに失敗を悪にしか考えていなかった。師匠が見たらきっと呆れかえるだろうな」
「ルキさん……」
「ユダさんは失敗から学べって言ったけどオレはどうすればいいのか分からないんだ。今までオレは師匠の名を守るために包丁を研いできたつもりだ。だからオレの為に何を学べって言われてもピンとこないんだ。ユダさんほどの人からお言葉をいただいたのにオレってやっぱり駄目だな……」
ルキさんはそう言って苦笑しました。
ユダさんは自分の力を過信して失敗してしまいましたが、ルキさんは逆で過信するほどの自信が無いんですね。
だからユダさんはもう二度と過信はしないと己を戒めることが出来ましたが自信の無いルキさんではそう考えることが出来ないのでしょう。
「……ルキさん、お腹は空いていませんか?」
「えっ、多少は……あれからあんまり食べれていないんだ」
「なら丁度いいですね。私が何かを作りますよ」
「こ、小猫ちゃん?」
私はルキさんの腕を引っ張って下に連れて行きました。
「ルフェイさん、食材を出してもらっても良いですか?」
「はい、準備しておきましたよ!」
私はルフェイさんに頼んで沢山の食材を出してもらいました。
「ルキさん、このメルク包丁を使わせてもらっても良いですか?」
「ああ、構わないけど……」
「因みにこれはルキさんが作った包丁ですか?」
「うん、そこにあるのは全部オレの作った包丁だ。それがどうしたんだ?」
「いえ、ルキさんが作った包丁なのが大事ですので」
「?」
ルキさん
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