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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第108話 自分を信じろ!研ぎ師ルキの誕生!
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人のいる前ではできませんわね」
リアス部長は引いたような顔をして朱乃先輩は苦笑していました。
「ゆ、祐斗先輩……何だか変な音がしますぅ。何かを吸ってるような水音が……おそばでも食べているんですかぁ?」
「あ、あのティナさん……なんで私の目を隠すのですか?」
「あはは、ギャスパー君は気にしなくていいよ」
「あれはもうキスじゃなくて捕食ね……アーシアちゃんにはまだ早いわよー」
祐斗先輩とティナさんがギャー君とアーシアさんの目を隠しています。でも私とイッセー先輩のキスを見て当てられたのか祐斗先輩とティナさんがコッソリとキスしていました。
「小猫ちゃんだけズルいわ!私もイッセー君とキスするのー!」
「止めろイリナ!お前まで加わったら収集が付かなくなるだろうが!」
先輩に抱き着こうとするイリナさんをゼノヴィアさんが羽交い絞めにしています。ナイスアシストです。
(ク、クソッ……いつもいつも良いようにされてばかりだと思うなよ、小猫ちゃん!)
なんとイッセー先輩は私の頭を抑えて自ら攻めてきました。ま、負けませんよ……?
私も先輩の頭を抑えてより深く舌を絡めました。
「そういえば師匠って大きいサクランボ、『メガランボ』の茎を舌で二重に結べるんですよね」
「ああ、それ出来るとキスが上手いって奴か。じゃああの二人の口内は今すっげぇ事になってるんだろうな」
「クウン……」
アザゼル先生とルフェイさんはそう言って、テリーは「なにやってんだ、コイツら……」というような眼で見ていました。
そして数分後、たっぷりとキスを堪能した私はイッセー先輩を解放して仙術を解きました。勝負は互角で決着はつかなかったです。
「はぁ……はぁ……やりますね、先輩?」
「ふぅ……何の勝負だったっけ?」
「ふふっ、私は体感的に凄く長い時間を過ごしてきたのでついイチャついてしまいました」
「よく分からないけど満足してくれたなら良かったよ……」
ユダさんのサインを貰えて体感的にイッセー先輩と久しぶりに会えたのでついテンションが上がってしまっていましたが、はしゃぐのはこのくらいにして本題に入りましょう。
「先輩!ルキさんは大丈夫ですか!?」
「ルキなら二階で何かを考えこんでるよ、ユダさんの話はルキに良い影響を与えたのは確かなんだろうけど……それでも最後の一歩を踏み出せないみたいなんだ」
先輩の話ではルキさんは精神的に少しは回復したようですがそれでもまだ思う事があるみたいですね。
私はルキさんがいる二階の部屋に向かいドアをノックしました。
「ルキさん、小猫です。入っても良いですか?」
『小猫ちゃん?うん、いいよ』
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