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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第108話 自分を信じろ!研ぎ師ルキの誕生!
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イッセー先輩がデロウスについて教えてくれました。そんな凄い竜がグルメ界に入るんですね。
『ふん、なにが最強の竜だ。イッセーと俺こそが最強の竜と呼ばれるのにふさわしいのだ』
「お前って同族相手だと本当に負けず嫌いだよな」
私達の世界で二天龍と呼ばれたドライグが不満そうにそう言いました。ルキさんは籠手が喋ったことにちょっと驚きましたがそういうものだと先輩が言うとアッサリ納得しました。
「でもどうしてそんな貴重な化石を見せてくれたんですか?」
「この牙で小猫ちゃんの包丁を作ろうと思ったんだ。師匠の手紙にもオレの好きなように使えって書いてあったしメルクの星屑ならデロウスの牙も削れるからね」
「えっ……えええぇぇぇぇぇぇっ!?」
ルキさんの発言に私は目が飛び出してしまいそうなくらい驚きました。だってそんな貴重なモノで私の包丁を作るなんて……!
「おいおい、いいのかよ?竜王デロウスの牙の化石、正確な値段は分からないが数十億……いや金で払えるような代物じゃねえだろう。最悪グルメ界の生物の素材でも釣り合うか分からねえぞ?」
「ま、待て!俺に売ってくれないか!?なんとかしてオリハルコンを入手して見せるからさ!それと交換で頼む!G×Gの素材なら神々との交渉もいけるか……!?」
「わ、私も黄金の夜明けから貴重な魔法道具を貰ってきます!G×Gの素材を交渉に使えば……!」
「駄目に決まってるでしょう!二人とも落ち着きなさい!」
イッセー先輩はお金では払えるか分からないと言いました。それを聞いたアザゼル先生とルフェイさんはD×Dの貴重なアイテムと交換してほしいと言いましたが、当然駄目なので部長に怒られました。
「あはは……お金なんていらないよ。オレは今まで一度も自分を信じてこなかった、本当に想いを込めて包丁を研いだことなんてなかったんだ。でも小猫ちゃんや皆がくれた優しさや勇気はオレの中にあった不安や恐怖をぬぐい去ってくれた。本当に感謝してる」
ルキさんはそう言うと強い決意を込めた目で私達を見ました。
「オレが『ルキ』として仕事をする最初のお客さんになってほしいんだ。そしてオレの包丁で世界一の料理人になってほしい……これがオレへの報酬でどうかな?」
「……分かりました!私、必ず世界一の料理人になって見せます!」
私の言葉にルキさんは嬉しそうに頷きました。
「やったな小猫ちゃん!所でその包丁はいつ頃出来るんだ?」
「そうだな、納得のいくモノを作りたいから数日は貰いたい」
「なら悪いが包丁作りはお前に任せてもいいか?俺達は次の修行場所に向かいたいんだ」
「構わないが随分と急ぐんだな、何か理由があるのか?」
「ああ、実はメルクさんからこの食材の捕獲は
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