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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
メモリーデイズ
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っと待て!!俺たちはどうなるんだ!?」
「ナツさんだけが戻されるってことは・・・」
「帰れなくなっちゃうってことですか!?」
「そう言うこと!!ナツの思い出終了の時刻に、ここに来た時と同じようにナツに触れてなきゃいけないのよ」
「「えぇ!?」」
「そんな・・・」
「急げ!!時間がないぞ!!」

どうやらもう強制終了まで残り少ししかないらしくとにかくナツさんの元へと急いで向かう。

「「「「「ナツ(さん)!!」」」」」

しばらくすると俺たちは見たことがない河原で黒い長髪のカツラを被っているナツさんと彼の小さい頃の姿が一緒にいるのが見え、さらに走る速度を加速させる。

「そこを動くなぁ!!」
「誰なんだお前ら!?うわあああああ!!」

ナツさんに何をされていたのかわからないけど涙目になっていた小さいナツさんは俺たちを見てさらに恐怖に刈られたのかその場からマフラーを拾い上げ逃げていく。しかしそんなのとはどうでもいい!!もう残り数秒しかない。俺たちは全員で彼に飛び付くようにジャンプする。

「なんだ!?」

全員の下敷きにされて何がなんだかわからない様子のナツさん。ちょうどそのタイミングで本が光り輝き、俺たちは元いた倉庫へと強制送還されたのだった。
















「はい!!ナツさん」
「これ、マフラーです」
「お!!サンキューな」

無事に元の時代へと帰ってきた俺たちは心配で泣いていたハッピーやセシリーを宥めながら、ラウンジへと戻りながらナツさんへとマフラーを渡す。

「じゃあナツの首の傷って、結局自分でつけた傷だったの?」
「らしいな」
「呆れた」
「でも戻ってこれて良かったね」
「全くだ、なんであんな恐ろしい本がギルドにあったのだ」

古いギルドだからか色んな本があるもんなんだなぁと思いつつも、こちらに帰ってきた際にどうしたのかあの本は失くなってしまっていたらしい。その事にひどく残念がっていたのは金髪の少女。

「もったいない!!確かに危険な本だけどさぁ、使い方によっては過去を変えられちゃうすごい魔法じゃない」
「過去を変える必要なんてねぇさ。過去があるから、今の俺たちがある。あの時あの瞬間の一つ一つの行動が、今の俺たちに繋がってるんだ」
「それもそうだね」

グレイさんの言う通り、もし歴史を変えてしまったら今ここにいる俺たちは存在していないかもしれない。そう考えるとあの本が失くなってしまったことは惜しくもなんともないのかもしれない。

「さあみんな!!倉庫の片付け、終わらせちゃって」
「えぇ!?まだやるのかよ」
「こればかりは仕方ないな」
「オイラお腹減って動けない」
「魚食べながら何言ってんのよ」
「ハッピー泣いて
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