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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
第7章
7-1 ななのの着物姿
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ななのちゃんは、恥ずかしそうに僕のほうを見たきりだった。

「ウン 可愛い いや 美人だ こんな娘連れて歩いていて、スカウトされたらどうしょうか」

「バカ言うんじゃぁないの それより、痴漢から守ってあげなさいよ お詣りの人多いんだからネ」

「わかってるよー 兄貴達は行かないの?」

「えぇ 琳太郎が風邪ひかれたら大変でしょ あなた達も気をつけなさいネ」

 途中まで兄貴が車で送ってくれて、歩き出すと、ようやく僕の腕に絡みついてきたのだ。

「ねぇ ねぇ 私って きれい?」

「そうだね 予想以上にきれいだし、少し、大人びて・・・」

「うん シュウにそーゆうてもらえるのが、一番 うれしい それにこんなの着せてもらって・・」

 歩いていると、ななのちゃんを振り返って見る人が何人か居たのを僕は感じていたのだ。その時、僕は、小さな優越感を感じていたのだ。


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