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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
どうあってかあたしは、追われている
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あれから数日。
何度も検査したものの、あたしの身体に異常はなく、こうして股間のイチモツも消え去りいつも通りの日々に戻った。
ただまたアイドルはやらないだろうか?とかプロデュースさせてくれだとかどこかの知らん事務所から変な人が来たりするのはそろそろ勘弁して欲しかった。
その他に
「そのサーヴァントを渡せ、でなければ命までは取らん。」
葛城財団がよく来るようになった。
葵紫図書館には邪な感情を持つ者は入ることが出来ないよう結界が張られている。
なので奴らは、あたしと香子が外出した時を狙う。
「紫式部は渡せないって何度言ったら分かるの?もしかして大企業のくせして報連相できてない?」
「知らんな。拒否すれば奪い取るまで…!」
奴らは断れば問答無用で銃を向ける。
そこからはいつも通り、奴らを蹴飛ばし、殴り、香子が適度に呪術で痛めつけて帰す。
この辺りも何かと物騒になった。
街の方では葛城財団をよく見かけると噂されているし、やはりサーヴァントを奪う為に彼らがあちらこちらでなんの罪もない人々やサーヴァント達に迷惑をこうむっているのもよく聞く。
「ま、待ってください!!俺たち何もしてないのに…!」
「サーヴァントを持っている。それだけで射殺理由になるんだよ。死にたくなかったら大人しく引き渡すんだな。」
今日もまたどこかで、何も知らないマスターがサーヴァントを奪われていく。
なのであたしは、邪魔をする。
「ねぇ。」
「あ?」
銃を構え、マスターを脅している隊員の銃を挨拶がわりに蹴り上げた。
「なんだこいつ!?」
他のやつが慌ててあたしに銃口を向ける。
「何者だお前!!貴様もマスターか!?」
「そうだよッ!」
武器を蹴り上げられ、丸腰の隊員の頭を引っつかみ、そのまま勢いよくその鼻っ面に膝を叩き込む。
彼は曲がった鼻から血を流し、そのまま白目を剥いて意識を失った。
「よくも隊長を!」
「ぶっ殺してやる!!ぶっ殺して、てめぇのサーヴァントも頂いてやる!!」
一斉にターゲットをマスターからあたしへと変える財団の隊員達。
しかしここであたしは意識を失った一人の胸ぐらを掴み、そのまま盾にした。
直後、乱射される銃。
一斉に火を噴く財団隊員達。
盾にされた隊員は無事その役目を果たし、銃弾の嵐が止んだと同時に捨てられる。
さぁ、今日も財団狩りだ。
?
一方その頃。
「この辺りの収穫率が最近落ちてるな。何かあったか?」
葛城財団本部。
葵の妨害は、確かに効いていた。
「現地に向かった者達に聞くと決まって邪魔をする者が現れるらしく、複数人の話を聞くにあたって、特徴が概ね一致するので同一犯
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