第六百九十二話 カロリーを消費することその一
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カロリーを消費すること
ベンは学校でトムに彼が自分達の動画チャンネルで紹介していたカナダ料理のことを話した、そしてだった。
自分達が作ったオーストラリア料理のことも話してこう言った。
「カナダ料理って太らない?」
「カロリー多いからだね」
「オーストラリアのお料理よりもね」
さらにとだ、トムに話した。
「明らかにカロリー多いよね」
「連合はカロリー考えてるけれどね」
「そうした食材ばかりだけれどね」
「インスタントでも冷凍食品でもね」
「コンビニ弁当でもお惣菜でも」
「けれどだね」
トムは自分から言った。
「カナダ料理は」
「マヨネーズとかバターもふんだんに使ってるからね」
「別に太らないよ」
トムはこう答えた。
「カナダ料理を食べても」
「そうなんだ」
「だって寒いから」
「ああ、カナダの星の殆どは」
「ロシア程じゃなくても」
それでもというのだ。
「寒冷地ばかりで」
「それでなんだ」
「寒いと」
それならというのだ。
「もうそこにいるだけでね」
「寒さに身体が向かう為に」
「まさにその為にね」
「身体が自然と熱を持とうとして」
「カロリー使うから」
その為にというのだ。
「カナダだとね」
「逆にカロリーが高い食べものでないとなんだ」
「温かいなら尚更いいよ」
そうした料理ならというのだ。
「それで兎に角ね」
「カロリーをだね」
「高いものを食べようと意識しているから」
「カロリーの高いお料理ばかりなんだ」
「うん、むしろ多少脂肪がある方が」
身体にというのだ。
「いい位だよ」
「そうなんだね」
「ロシアもそうだけれど」
「カナダの寒さも凄いんだね」
「平均気温マイナス十五度以下の星なんてざらだから」
「マイナス十五度って」
「もう外に出たらだよ」
それこそというのだ。
「一面ツンドラとか氷ばかりとか」
「そんな風なんだ」
「普通にシロクマとかオオウミガラスとかペンギンがいる」
自分達の傍にというのだ。
「そうしたね」
「自然環境で」
「ダイアモンドダストだって普通に見られるから」
「オーロラとかも?」
「ナチュラルにね」
至極普通にというのだ。
「見られるよ」
「それは凄いね」
「だからなんだ」
「もうカロリーを多く摂って」
「凌いでいるんだ」
その寒さをというのだ。
「そうしているんだ」
「そうした理由があるんだ」
「もう寒さはだよ」
それこそというのだ。
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