第七十話 平和だろその十三
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「もうね」
「何か勘違いしたら」
「それでね」
その時点でというのだ。
「簡単によ」
「マフィアになりますね」
「そもそも敵が攻めて来ても」
「何も出来ないですね」
「だから絶対に必要なのよ」
「警察も自衛隊も」
「両方ね」
こう留奈に言うのだった。
「そうなのよ、それがいらないって言う人は」
「馬鹿ですね」
「一言で言うとね」
まさにというのだ。
「そうよ」
「そうですよね」
「災害救助はボランティアとか他の組織でも出来るって言って」
そしてというのだ。
「自衛隊いらないとか権力の犬とか言って警察をね」
「いらないとですね」
「言う人いるけれど」
そうした者がというのだ。
「これこそね」
「馬鹿ですね」
「それも能天気ね」
何も考えずにというのだ。
「言うけれど」
「ただ自衛隊や警察が嫌いなだけですね」
「それも神戸の地震の後でよ」
「そんなこと言ったんですね」
「自衛隊いらないってね、関西の人でね」
「ある意味凄いですね」
「ちなみに無神論で皇室反対で北朝鮮大好き」
その人物のこの要素も話した。
「そんな人よ」
「ああ、そんな人ですね」
「この人今運動家やってるわよ」
「まともに働かないで」
「沖縄の基地の前にいるわよ」
「何しているんですかね」
留奈も聞いて呆れた。
「馬鹿としか言い様がないですね」
「でしょ?こんな馬鹿な人が言う主張自体がね」
「眉唾ですね」
「言う人の氏素性も大事だからね」
「不倫ばかりしている人が人の道とか恋愛の在り方とか言っても」
「どの口がってなるしね」
こう留奈に話した。
「もうね」
「運動家が言うことなんて」
「沖縄の基地の前で働きもせずずっと居座ってる人達のね」
その生計の出所は謎である、幾らテントで暮らしていても人間生きるには食べなくてはならないからだ。
「胡散臭いと思うなら別だけれど」
「聞くことはしないですよね」
「普通はね、それでね」
「そんな人の言うことは聞かない」
「それで自衛隊や警察はね」
「必要ですね」
「そうしたものを見る為にもね」
まさにと言うのだった。
「明日は海軍観に行くわよ」
「わかりました」
留奈は笑顔で応えた、そうしてこの日も楽しく過ごすのだった。
第七十話 完
2023・1・15
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