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第七十話 平和だろその八

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「あるわよ」
「それも嫌だから」
 火山の噴火もというのだ。
「絶対にね」
「そうなのね」
「いや、日本は災害が多過ぎるのがね」
「難点なのね」
「そうよ、大雪だって」
 この災害もというのだ。
「凄いでしょ」
「冬になるとね」
「電車が止まるしね」
「道もね」 
 そちらもというのだ。
「歩道も車道もね」
「新潟とか動けなくなる位になるでしょ」
「東北だってね」
「東京も積もるわよね」
「関西だってね」
「それがね」
「怖いのね」
「私凍死するかもってね」
 このこともというのだ。
「心配になるわ」
「それは寒波でしょ」
 留奈はこちらの災害だと話した。
「これはね」
「また違うのね」
「大雪も寒いけれど」
 それでもというのだ。
「寒波とはね」
「また違うのね」
「寒波は物凄く寒くなることよ」
 こちらだというのだ。
「それでね」
「また別もので」
「日本はこっちもあるけれどね」
 寒波もというのだ。
「あと日照りとは別に熱波もね」
「あるのね」
「考えてみたらない災害探す方がね」
「少ない国ね」
「それでその中で一番危ないのは」
 そう言っていい災害はというと。
「地震ね」
「それね、やっぱり」
「やっぱりでしょ」
「ケニアにいた時も聞いたわよ」
 留奈にこう話した。
「私もね」
「地震の怖さは」
「特に日本のね、やたら起こって」
 日本ではというのだ。
「その強さもね」
「神戸だってああなったしね」
「新潟も熊本もよね」
「それで東北もね」
「関東大震災もあったわよね」
「あれで一回東京壊滅したから」
 文字通りにだ、二学期がはじまってすぐしかも昼食の時に起こり歴史に残る大惨事となったのである。
「もうね」
「そうよね」
「東京って江戸の頃から色々あったけれどね」
「災害がね」
「安政の大地震もあったし」
 幕末のことである。
「富士山が噴火してね」
「それもあったの」
「だから最後の噴火江戸時代って言ったでしょ」
「まさにその時ね」
「あの時に噴火して」
 それでというのだ。
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