第百三十七話 邪神、封じられるのことその八
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するとだ。
そこに刹那がいた。彼は健在だったのだ。その闇の姿を見せながらだ。こう行って来たのだ。
「かろうじて力が残っていたのだ」
「だからこそ復活した」
「そうだというのか」
「そうだ。残念だったな」
こう四人と虎徹に返す刹那だった。そしてだ。
その背にあるものを出してきた。それは黒い闇の穴だった。
穴は次第に大きくなっていく。そこから無気味な咆哮が聞こえてくる。
その咆哮を聞いてだ。翁が傘の下からその目を不吉なものにさせてだ。
そのうえでだ。こう言ったのである。
「まずいのう。今の我等にはじゃ」
「最早刹那を封じる力は残されていない」
嘉神もだ。忌々しげに言った。
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