暁 〜小説投稿サイト〜
<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
9話「落とし物は、ポケモンのタマゴ」
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な」
「はい」
「よし。明日に備えて」
サトシが話す途中で、ぐぅ〜〜〜と三人の腹の虫が、一斉に鳴り響いた。
「あっ」
「うっ」
「そういえば、俺たち。昼飯もまだだったな」
「そうでした。お昼にしますか」
「もう、夕暮れだから、晩飯だ。さて、飯食って風呂入って、さっさと寝るぞ」
その日、サトシ達はポケモンセンターで宿泊をして、明日に備えて就寝した。


翌日。サトシ達は、ポケモンセンターを出る準備をし、受付前に居た。
「はい。これで、タマゴを背負えるわよ」
マナオは、ジョーイと話していた。
ジョーイに用意して貰ったのは、背負うタイプのポケモンのタマゴ用収納カバンだった。タマゴは、小型のタマゴ収納ケースに納められ、ケース毎カバンへ納まるサイズになっていた。
「ありがとうございます」
マナオは、それを受け取ると背中に背負った。
「一応、強い衝撃も吸収できるし、頑丈なケースに入っているけど、気をつけてね」
「はい、気をつけます」
「タマゴの事、分かると良いわねぇ」
「はい。色々とありがとうございました」
彼らは、ジョーイへ別れの挨拶と共に、手を降った。
「それじゃあ。お世話になりました」
「俺たち、行きますね」
「さようなら」
そうして、サトシ達三人はポケモンセンターから出て、そのままスズホウタウン南へと旅立った。
森の中を進んでから暫くして。南下していった彼らは、道中一旦足を止めた。
「さぁ。ここから、フィオレ地方だぞ」
ヒョウリが、二人に対して話すと、サトシとマナオは道の側に立ててあった看板へ目を移す。その看板には、<ここより、フィオレ地方>と書かれていた。この地点は、丁度ハルタス地方とフィオレ地方との境目だという事となる。
「あと5日で、第二の試練が開催される。この森を抜けていけば、3、4日後は着くはずだ」
今後の日程予定を二人に説明するヒョウリは、次に提案をした。
「さて。ハルタス地方から足を離す前に、目標の確認をしよう」
「確認?」
「なんです?」
二人は、彼に問う。
「俺達、それぞれが何をしないといけないかの再確認だ。今後も集団行動する上で、共通の目的と各自の目的を自分で確認し、仲間に伝える大事な事だ」
「そうか」
「分かりました」
「じゃあ。まず、言い出した俺から言う。本来は、俺一人でアハラを巡ってから、シントーへ行くつもりだったが、お前たちに会ってから、一緒に旅を楽しむ事にした。だから、今後も宜しく頼むぞ」
続いて、隣りにいたサトシが話し始める。
「あぁ。次、俺だな。俺は、ソウテンリーグに出場するから、ジム戦を周る。それと、ベストカップの残りの試練へ挑戦だ」
それに合わせてマナオも話す。
「私も師匠と同じ。試練への挑戦。それと」
彼女は、言葉を止めて背中のカバンを
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