第七十三話 態度が少しその十五
[8]前話 [2]次話
「僕は入らないです」
「そうしていくのね」
「その暴力教師今も僕の通ってた中学校にいますから」
「暴力振るい続けながら?」
「そうみたいですね」
「一般社会なら懲戒免職でしょ」
そうならない筈がないと思うのですが、私としては。
「即刻」
「そう思いますけれどね、僕も」
「問題にならないで」
「ずっと学校にいます」
「それでその先生を見てなのね」
「僕は部活に入らないんですよ」
顧問の先生から殴られたり蹴られたりしない様にというのはわかります。
「何があっても」
「それだけ凄かったのね」
「もうリンチでしたから」
その暴力たるやというのです。
「警察来ないのが不思議でしたよ」
「他の先生も何も言わないのね」
「うちの中学はそうでしたね」
「無法地帯みたいね」
「少なくとも先生の暴力はそうですね」
「暴力で死んだらどうするのよ」
もうそれは殺人です。
「それでもお咎めなしかしら」
「何でも学校だと事故で終わるそうですね」
「冗談抜きにヤクザ屋さんの世界ね」
それで済むならです。
「奈良県の学校も酷いわね」
「だから僕もなんです」
「そうした暴力が普通のところには入らないんですね」
「色々悪い事情があるみたいですけれどね」
「事情?」
「そんな暴力教師が大手を振って歩ける様な」
そうしたというのです。
「事情が」
「そんなのがあるの」
「そうかも知れないですね」
「そうだとしたらとんでもないことね」
このことは真剣に思いました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ