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沖縄にある危機
第四章

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「こうした状況はね」
「本当に危ないですね」
「そうだよ、今回は出張で来たけれど」
 それでもというのだった。
「コロナ対策だってね」
「あの知事さん平気でバーベキューやって」
「ネットに画像出した位だしね」
「知事さんがそうだから」
「かなり流行ったし」
「それでも改善しようとか思わない」
「そうしたところもよくないよ」
 こう言うのだった。
「本当にね」
「そういうことですね、ただ」
「ただ?」
「いや、沖縄前から好きじゃなかったです」
 畑中は若林に不機嫌そうな顔で話した。
「ですが今回の出張で」
「尚更かな」
「そうなりました、来るんじゃなかったとさえ」
「思ったんだ」
「俺個人としては」
「まあ政治はそうだけれどね」
 若林はそれでもと話した。
「自然等はよくてのどかな雰囲気はね」
「いいですね」
「そうしたところも見よう、じゃあホテルに帰ったら」
 それからのこともだ、若林は不機嫌そうな顔になった畑中に話した。
「飲みに行こうか」
「そうしますか」
「沖縄料理を食べて」
 そしてというのだ。
「そのうえでね」
「お酒をね」
「飲みますか」
「ミミガーにラフテーにね」
 まずはこうしたものを挙げた。
「ゴーヤチャンプルもあるしステーキも安いよ」
「それにソーキそばもありますね」
「そういうのを楽しんで」 
 そしてというのだ。
「いい一面もね」
「知ることですね」
「そうだよ、知事さんや県政の在り方は置いておいて」
 そしてというのだ。
「そのうえでね」
「お酒を飲むんですね」
「そうしようね」
「お酒は焼酎ですね」
「沖縄のね、どうかな」
「是非」 
 笑顔でだった、畑中は応えた。
「そうさせてもらいます」
「よし、ではね」
「今夜はですね」
「飲んで食べて」
「それでは」
 二人で話してそしてだった。
 実際に夜は沖縄料理を食べて酒を飲んだ、その時は県政のことを忘れた。そのうえで翌朝二人で沖縄を後にしたが。
 畑中は以後沖縄の県政について他の地域の人間ながらネット上で話す様になった、基地のこと以外にも問題が多いと。そのことを話していったのだった。


沖縄にある危機   完


                2023・3・27
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