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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第107話 失敗を恐れるな!膳王が語る天才の失敗!
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獲完了だな」
「おーい、イッセー。コイツであってるか?」
「それは毒草ですね。素手で触ると手が爛れますよ」
「えっ、マジかよ!?」
「弱い毒なんですぐに水で洗い流せば問題無いですよ。ほら、これで洗ってください」
「おう、悪いな」
「そもそもなんで素手で触ってるんですか」
「いや堕天使ならいけるかなって……」
「まったく……」


 俺は毒草を取ってきたアザゼル先生に水の入ったペットボトルを渡した。確かに堕天使は人間より頑丈だけどそれでも用心してほしい物だ。


「イッセーさん、これはどうですか?」
「おっ、偉いぞアーシア。コイツが『魂草』だな」


 俺は魂草を見つけたアーシアの頭を撫でる。


「イッセー、『漢方樹』の樹液を持っていたわ」
「私は『ヘルスホエール』を捕獲してきたよ!」
「朱乃、イリナ、お疲れ様」


 そこに朱乃とイリナがそれぞれ頼んでいた食材を捕獲して戻ってきた。


「イッセー、『健神の汗』を持ってきたわよ」
「『不死リンゴ』、取ってきましたぁ」
「リアスさんもギャスパーもご苦労様、既に『解毒草』もルフェイが捕獲してるし後は『つよき亀の願い』だけだな」


 リアスさんとギャスパーも食材を捕獲して戻ってきた。後は一つだけだ。


「健神の汗ってなんだ?」
「高い山の頂上に湧き出ていた水だったわ」


 食材の中でちょっと想像がつかない健神の汗をアザゼル先生が確認するとリアスさんは捕獲してきた食材を見せた。それは湧き水だ。


「その水は苦いけど栄養があるんだ。昔の人間はその水を求めて高い山を登っていた、そして頂上に着くころには汗まみれでそれを繰り返している内に健康な体を得た事でその名が付いたんだ」
「へー、それならちゃんと上って行くべきだったわね。私飛んじゃったもの」
「はは、今じゃヘリや飛行機の技術も上がって簡単に手に入れれてしまいますからね」


 俺は健神の汗の説明をするとリアスさんはちゃんと歩けばよかったと呟いた。まあ今日は急ぎだしまた別の機会にやってもらおう。


「ふーん、じゃあこの『つよき亀の願い』ってなんだ?」
「この食材だけ捕獲レベルが『0』なのよね。どういう事なの、イッセー?」


 アザゼル先生とリアスさんはつよき亀の願いという食材について俺に聞いてきた。この食材だけ捕獲レベルが0なんだよな。


「つよき亀の願いとは『脆亀(もろかめ)』という亀の涙です。この亀は非常に繊細で何かにぶつかっただけで大怪我してしまうくらいに弱いんですよ。その亀が産卵の時に涙を流すんですけど逃げ足も遅くて子供でも簡単にゲット出来てしまうんです。しかも産卵する場所は人間が住んでいる安全な場所に近いから他の猛獣の危険もないで
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