閑話
それぞれの思惑入り交じる
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のに」
「そうは行かないだろ?我々はそういう存在じゃない」
バカらしいといった表情の女性とその意見には同意しかねる男。その隣にいた男は何かを思い付いたのか、両手をポンッと叩いた。
「面白いこと思い付いたから、俺はおさらばするぜ」
「え?何々?」
「教えな〜い」
「うわっ!!ウッザ!!」
舌を出してその場から消えた男に女性は苛立ちを隠そうとしない。彼女は地団駄を踏んだかと思えばすぐに冷静さを取り戻した、その場を後にした。
「忙しないねぇ、あいつらは」
最後に残った男はそう言うと、自身もその場から立ち去ろうとする。
「まぁ、とりあえずバレなくてよかったことにしておくかな」
誰にも気付かれなかったものの自身もこの件に関与していた男は安堵したようにその言葉を残し、その場から本来自身がいるべき場所へと消えたのだった。
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