第九十一話 合宿打ち上げその二
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「僕も行くし」
「あっ、受験ですね」
「受験勉強ですね」
「それで、ですね」
「そこで自習していいし」
自分の様にというのだ。
「あそこの本を読んでもね」
「いいんですね」
「漫画読んでも自習しても小説読んでも」
「別に」
「いいよ、あと同人誌やサイトの作業をしてもね」
部活のそうした活動もというのだ。
「いいよ」
「まあ何でもですか」
「やっていいですか」
「そうしても」
「先生に行ってね」
副部長はそのうえでと話した。
「いいわよ」
「わかりました」
「じゃあそれぞれします」
「もう解散ですし」
「それじゃあ」
咲達はこう答えた、そしてだった。
帰る部員はおらずそれぞれ夕方まで自由な時間を過ごした、咲は図書館に行って自習をしたが三時位になるとだ。
自習を終えてそれを行っていた一人用の席から大きな机に移動してだった。
図書館の新聞や雑誌を読んだ、するとそこに手芸部所属のクラスメイトが来て咲に対して声をかけてきた。
「咲っち雑誌読んでるの」
「ちょっとね」
雑誌を開いたまま彼女に顔を向けて答えた。
「あと少しで帰るつもりだけれど」
「今日はバイトないの」
「明日からなの」
咲はこの質問にも答えた。
「明日は朝から夕方までね」
「バイトなのね」
「実は今日からって所長さんにお話したら」
「どうだったの?」
「合宿終わってすぐに疲れてるからってね」
速水に実際にそう言われた。
「それでね」
「今日はゆっくり休むのね」
「そうしなさいって言われて」
「バイトなしになったの」
「そうなの」
実際にというのだ。
「だからお昼食べた後は」
「図書館にいるの」
「さっきまで自習していたけれど」
「それも終わって」
「新聞と雑誌読んでね」
「それが終わったら帰るつもりなのね」
「そうなの、五時になったら」
図書館の時計を見た、するともう少しでその時間だった。
「帰るわ」
「そうするのね」
「ええ、巨はお家に帰ったら」
咲はそれからのことも話した。
「晩ご飯食べてお風呂入って」
「寝るのね」
「そうするわ、何か今急に疲れた出たし」
そうなってきたことも話した。
「だからね」
「もう寝るのね」
「そうするわ」
「咲っちお酒好きよね」
「もうそれもね」
酒もと答えた。
「飲まないでね」
「寝るのね」
「そうするわ、楽しかったけれど」
合宿はというのだ。
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