第三幕その六
[8]前話 [2]次話
「お米と比べるとね」
「南瓜は多くの人に知られることが遅かったね」
「ジャガイモや玉蜀黍、トマトや唐辛子と同じだよ」
「そうだったね」
「そこが違っていて」
それでというのです。
「君の頭でもある南瓜はだよ」
「新しい作物だね」
「そうなのだよ」
「そうだね」
「作物それぞれに特徴があって」
そうしてというのです。
「歴史もだよ」
「それぞれの歴史がだね」
「あるのだよ」
こうお話します。
「それを知ることも面白いよ」
「学問だね」
「そうだよ、あとアメリカ大陸を最初に発見したのは誰か」
このこともです、教授はお話しました。
「果たして」
「うん、コロンブスさんじゃないね」
「そうだね」
かかしと樵が言ってきました。
「実は」
「そうだね」
「その前にバイキングの人達が発見していたのだよ」
教授は二人ににこりとしてお話しました。
「おそらくそれ以前にもだよ」
「カルタゴ人だね」
「彼等が発見していたね」
「それで現地の人達を商いをしていたよ」
そうだったというのです。
「どうもね」
「そうだね」
「そうしていたね」
「そうも言われているね」
「最近は」
「外の世界での学問ではね」
笑顔のままお話します。
「そうなっているよ、そのことを聞いて私も驚いたよ」
「コロンブスさんが発見したと思っていたら」
「違ったからね」
「それでだね」
「教授も驚いたね」
「そうだよ、ただ発見前から人はいてね」
それでというのです。
「独自の文明を築いていたよ」
「特に中南米ではね」
「そうしていたね」
「マヤやアステカ、インカだね」
こうした国々の名前も出します。
「それで繁栄していたよ」
「その頃のオズの国は今とは全く違っていたわね」
オズマはオズの国の国家元首としてお話しました。
「そうだったのよね」
「そうだよ」
教授はその通りだと答えました。
「本当にね」
「私のお父さんお母さん以前は」
「今みたいな服でもなくてね」
「三角の帽子にズボンにブーツの」
「それぞれの国の色をしたね」
「そうしたものでなくて」
それにというのです。
「ネイティブの人達の服装でね」
「それで暮らしていたわね」
「各部族でね」
「国もなくて」
「うん、ただ平和でね」
オズの国はその頃からそうだったというのです。
「のどかだったよ」
「そこは変わらないわね」
「オズの国はね、ただ国はね」
そう言われるものはというのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ