第三幕その三
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「一番いいわ」
「そこまで好きなんだね」
「そうなの」
ガンプにも答えました。
「私はね」
「成程ね」
「恵梨香本当にそちらのお米好きよね」
ナターシャが言ってきました。
「外の世界でもいつもにこにこと食べてるし」
「パンやインディカ米も普通に美味しそうに食べてるけれど」
カルロスも言います。
「ジャポニカ米だと一番嬉しそうだね」
「日本の主食はそちらのお米だからね」
神宝はこのことを言いました。
「外の世界ではいつもにこにこと食べるね」
「そうそう、給食の時だって」
ジョージはお昼のその時のお話をしました。
「凄く嬉しそうだよ」
「あのお米が兎に角美味しくて」
そう感じるとです、恵梨香は言いました。
「大好きで仕方ないの」
「そうだね、特にお握り食べる時は」
ジャックはその時のことをお話した。
「一番嬉しそうだね」
「あっ、お握り大好きよ」
恵梨香はジャックにすぐに答えました。
「私はね」
「そうだね」
「ええ、色々なご飯を使ったお料理が好きだけれど」
「丼とかカレーとか」
「お茶漬けやお粥もそうだけれど」
それ以上にというのです。
「何といってもお握りがね」
「一番好きだね」
「その次にお寿司よ」
こちらのお料理になるというのです。
「私が好きなのはね」
「そこまでお握りが好きなんだ」
「お寿司の方がずっと高いけれど」
外の世界のお話もします。
「何といってもね」
「お握りだね」
「それが一番好きなの」
「成程ね」
「そうなのよね、オズの国の日系人の人達もね」
オズマもお話します。
「お米が好きで」
「そうなんですね」
「どのお米がいいかっていうと」
「ジャポニカ米ですね」
「そちらだっていうの」
こう恵梨香にお話します。
「貴女と同じでね」
「私と同じですか」
「ええ、ただ他の人達はね」
日系人以外の人達はといいますと。
「お米はインディカ米がいいっていうわ」
「そうみたいですね、実は私達の外の世界で通っている学校世界中から人が来ているんですが」
それでもというのです。
「お米はインディカ米の方がいいとです」
「言うのね」
「そうなんです、殆どの人達が」
「ジャポニカ米好きな人は少数派ね」
「どうも」
「オズの国でもそうなのよね」
「今言われた通りですね」
恵梨香はオズマのお話を聞いて言いました。
「そうなんですね」
「それで日系人でも子供や若い人達はね」
「インディカ米ですか」
「そちらがいいってね」
「そちらですか」
「ええ。ただギリキンの開拓地ではね」
水田を作るそちらはというのです。
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