第二章
[8]前話
「そうですね」
「はい、今はです」
まさにというのだ。
「仲良くしています」
「そうですか、危なかった娘達が」
「今ではですね」
「すっかり元気になって健康になって」
「明るく幸せになって」
「何よりです」
二人で猫達を見て笑顔で話した、命も危うかった四匹の猫達は今は幸せの中にあった。
その話をアメリカのウイウスコンシン州で聞いてだ。
この州で動物の保護活動をしているエミリー=オハラは夫でレストランをしているチャーリーに話した。二人共目は青いが夫の髪の毛は赤で妻はブロンドだ。二人共背が高くしっかりとした体格をしている。
「うちのエッグノッグもね」
「ああ、保護された時はな」
二人で自宅で話した。
「ボロボロで」
「感染症にもなっていて」
「寄生虫だらけでな」
「大変だったわね」
「そうだったな」
「ニャ〜〜ン」
その雌のクリーム色の猫を見つつ話した、見れば今は健康的な体格で毛並みもよく家の中を気持ちよさそうに闊歩している。
「家に来たら叫び声に近い声を出して」
「寒いお空の下で一匹だけいて」
「どうなるかわからなかったけれど」
「そんな子猫がね」
「手当受けてミルクをあげて」
「お世話したら」
そうしたらというのだ。
「今じゃね」
「すっかりだな」
「元気になって」
そしてとだ、ここで。
エッグノッグのところに来た背中のグレーの部分がかなり大きい雌の三毛猫と遊ぶエッグノッグを見て妻は夫に言った。
「ニャ〜〜〜」
「ウニャ〜〜〜」
「前からうちにいたマリーともね」
「すっかり仲良しになったな」
「どの子も頑張って生きて」
人の助けも借りつつというのだ。
「そしてね」
「幸せになったな」
「ええ、そう思うと子猫もね」
「馬鹿に出来ないな」
「そうよね」
夫婦でこう話した、そしてだった。
二人でオーストラリアの話をしつつ自分達の猫達にご飯をあげた、そして彼女達と自分達の子供達も交えて笑顔で遊んだ。
子猫達の頑張り 完
2023・3・25
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