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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百六十四話 色川レオン その2
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か!やめてください!」
「安心しろ、気絶させるだけだ...今はまだ、殺しはしない...」
「ちょっと待ってください!レオン君はもう、人間に戻ったんです!レオン君はPGSじゃなくて、警察で処罰するべきです!」
「コイツには色々と『聞きたいこと』があるんでね、悪いが色川レオンはPGSで管理させてもらう」
「『聞きたいこと』ってなんですか?」
「君は、この大量殺人鬼が両親を殺してから、どのようにして生活していたと思う?」
「そりゃあ、パブリックモンスターの力で、店を襲えば、食べるご飯には困らないと思いますけど...」
「ああ、その通りだ。しかし、我々、PGSはレオンの出現場所を特定できても、レオンの住んでいる場所までは特定できなかった、つまり、レオンには協力者がいる...」
「自我を持った快楽殺人鬼のパブリックモンスターを支援する者が、いるってことですか?」
「そういうことだ」
「ちなみに、PGSは最終的にレオン君をどうするつもりなんですか?」
「もちろん、情報収集の後に、処刑する」
「ちょっと、まってください!PGSの敵は人間じゃなくて、パブリックモンスターのはずです!」
「我々は、レオンに多くの仲間を殺された...それに、どうせ警察に捕まっても、レオンの死刑は確実だ、なら、だから我々PGSが処刑する...」
「レオンはヨシノの弟なんですよ!」
「そんなことはわかっている、しかし、刑務所暮らしによるストレスで、またパブリックモンスターになられても、困るんでな、レオンはPGSで処刑させてもらう」
PGSと車体に記された救急車が公園に入ってくる。
担架に乗せられた、ヨシノとレオンが救急車の中に担ぎ込まれる。
カイトが俺に忠告する。
「山神ムサシ、お前がライフセイバーでパブリックモンスターを人間に戻すのは勝手だ、しかし、この世界にストレスが存在する限り、人間は何度でも、パブリックモンスターになる、お前のやっていることは、ただの自己満足だ」
「そんなことない!ストレスに打ち勝つ強い心さえあれば、パブリックモンスターにならずに済むはずだ!」
「もっと現実を見ろォ!お前の言っていることはただの理想論だァ!」
何も言い返せない俺は、悔しかったので、とりあえず、カイトに向かって奇声を上げてみた。
「キィエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエーッ?」
カイトが俺の前から姿を消した。
俺は学生寮の自室に戻る。
隣の部屋に住んでいる竹田が、なぜか俺の部屋で鍋を食っていた。
「おまえ、どうして、ここにいるんだよ!」
「お前、俺が鍋食ってるの見てわかんねぇのか!眼科行ってこいバカ野郎!」
時計を見る限り、今はまだ、授業中のはずだ。

次回予告 風見マイカ その1
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