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神々の塔
第九話 自然もありその十

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「財政難や」
「それが現実やな」
「百三十億の人口があって」
「それを養う土地と資源があってもな」
「ほんまな」
「その分な」
「お金が必要や」
 そうなるとだ、綾乃は施に話した。
「ほんまに」
「それでもな」
「やらなあかんことはせなあかんさかい」
「そこでどうするか」
「したい政策も見送ったり」
 優先順位を立ててのことだ。
「どうしてもせなあかん政策を」
「まず行う」
「そして」
 綾乃はさらに言った。
「優先順位を決めておいて」
「事前にな」
「それでどうしてもせなあかん政策をな」
「やっていくな」
「したい政策があっても」 
 個人的にというのだ。
「それでもな」
「国家、公を考えてな」
「優先順位を決めていって」
 そしてというのだ。
「そのうえでな」
「やってかんとな」
「あかんし」
 それでというのだ。
「しかも政策はな」
「やるからにはや」
 十星連合の宰相であるリーが言ってきた、副宰相の太宰が内政全般を受け持ちかなりの辣腕を振るっているが彼の存在も国家に非常に大きいのだ。
「絶対にや」
「成功させなあかんし」
「政もな」
「試練やね」
「そや」
 綾乃に対して答えた。
「まさにな」
「そやね、何かをしてたら」
「試練はな」
「確実に来るね」
「それで私達は建国から枢軸との戦までな」 
 リーはさらに言った。
「戦はせんでな」
「冒険もせんで」
「賊やモンスター退治も主に軍や冒険者がしてた」
「ドラゴンとかでもないと」
「巨人も出んかったしな」
 長い間そうだったからというのだ。
「それでな」
「戦で経験値は得んかったけど」
「政でな」 
 そちらでというのだ。
「経験を積んでいってな」
「レベルも上がってたね」
「何をしてもな」
「経験は得られて」
「レベルは上がってな」
 そしてとだ、リーはさらに話した。
「ステータスや特技もや」
「能力も上がってくね」
「そや」
 まさにとだ、綾乃に述べた。
「そうなっていった、それで試練もや」
「思えば常にあったわ」
「そやったな」
「十星連合を豊かにしたけど」
 技術の最先端地域だったアメリカのそれを国土全体に及ぼしインフラを整え法や税も合理的なものにしていったのだ。
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