第六十九話 かき氷の美味しさその七
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「必要悪、抑止力ね」
「いじめに対する」
「それとしてね」
「役に立ってるんですね」
「腐れ外道でもね」
例えそう言っていい連中でもというのだ。
「いじめをなくす、減らす為にはね」
「役に立ってるんですね」
「ええ、いじめもあってこんな連中もね」
「関わってきますが」
「それでも全体として見ればね」
それでもというのだ。
「いい学校よね」
「そうですよね」
「というか今話した屑教師がまともな教育してるか」
「暴力の時点でアウトですしね」
「チンピラヤクザが人に何か教えられるか」
そう言っていいまでの人間として程度の低い連中がというのだ。
「考えるまでもないしね」
「そうですよね」
「あれよ、社会不適格者で」
そう言っていいまでにモラルがなくというのだ。
「他に行き場所がない連中がね」
「学校の先生になるんですか」
「間違って入っても辞めてくし」
まともな人はというのだ。
「公立の先生の中にはね」
「そんな人がですか」
「多くてね」
それでというのだ。
「碌でもないことしてるのよ」
「そういうことですね」
「ヤクザ屋さんなら捕まるでしょ」
「悪いことをしたら」
「けれどね」
「学校の先生は違うんですね」
「暴力でもセクハラでもよ」
一般社会なら懲戒免職しして刑事犯罪者になる案件でもというのだ。
「捕まらない、悪事もばれない」
「庇われて隠されて」
「そうなるからね」
だからだとだ、理虹と共にサウナの中で汗をかきつつ話した。水風呂で身体を冷やしきって戻ってすぐだがもう汗が滲んできていた。
「捕まらない、責任もね」
「問われないですね」
「それにまだ先生様とか聖職者とか言ってよ」
その実態を知らずにだ。
「そのお仕事だけで尊敬する人もいるから」
「尚更ですね」
「悪いのよ、駄目な奴って持ち上げられるとね」
「頭に乗りますね」
「そうもなるからね、尚更ね」
悪循環、そうした感じでというのだ。
「学校の先生はよ」
「屑が多いんですね」
「公立だとね」
「そういうことですね」
「いや、公立学校が悪いんじゃなくて」
「そこにいる先生がどうか」
「犯罪者か犯罪者予備軍の巣窟なんてね」
それこそとだ、先輩は言った。
「そのことがよ」
「問題ですね」
「まあ先生によるにしても」
「いい先生もいますね」
「けれど悪い先生が多いのもね」
「また事実ですね」
「だからね」
それが現実だからだというのだ。
「私的にはね」
「この学校でよくて」
「公立だとね」
それこそというのだ。
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