第二章
[8]前話
「亜希、今から着替えるからもうちょっと待ってね」
「うん、お姉ちゃん」
「そうしたらお母さんとね」
「お買いもの行こうね、それでこの人なの」
亜希と言われた女の子はナースの美女と笑顔で話してからだった。
山口に顔を向けてだ、彼女に話した。
「この人がなの」
「道に迷ってた亜希を助けてくれた人ね」
「そうなのよ」
「そうなのね、はじめまして柳真希です」
ナースは山口に顔を向けて笑顔で挨拶をした。
「この病院で勤務しています」
「そうですか、山口翔平といいます」
山口も笑顔で名乗った。
「今日は仕事でこちらに来ていましたが」
「そうだったんですか」
「まさか妹さんにお会いするとは」
「そうですか、その時は有り難うございます」
真希は山口に笑顔で礼を述べた。
「何かお礼をさせて頂きたいですが」
「いえ、そんな」
「そういう訳にはいかないので。何でも仰って下さい」
こう言って自分の方からだった。
真希は山口に言って彼が今は仕事中と聞いたので後日あらためてとして彼の携帯の電話番号を聞いてだった。
後日お互いの都合がついた時に会ってお礼のものを手渡しした、それからお互いのことを話したが同じ年齢であることもわかり会話も会ってだった。
意気投合しそれから交際がはじまった、山口は真希と交際し彼女の両親それに亜希とも仲良くなったが職場で先輩にだ。
真希との交際の話を言うとこう言われた。
「あれだな、妹さんを助けてな」
「それが縁で、ですね」
「お姉さんと知り合えて付き合えた」
「そうですよね」
「いい人達なんだよな」
「はい、彼女も妹さんもご両親も」
山口は先輩に社内の自動販売機のコーナーで一緒に紙コップのコーヒーを飲みながらそのうえで話した。
「凄く」
「奇麗で性格もいいか」
「最高ですよ」
「そうなったのはお前が困っている人を助けたからな」
「亜希ちゃんをですか」
「いいことをしたらいいことが返って来るっていうけれどな」
先輩はアメリカンを飲みつつ話した。
「お前もだな、だからな」
「これからもいいことはですね」
「していこうな、かく言う俺もな」
「いいことをしていきますか」
「今度奥さんと娘にプレゼントするか」
笑顔での言葉だった。
「そうするか」
「いいですね、じゃあお互いに」
「いいことはしていこうな」
笑顔で話した、そしてだった。
山口はいい行いを続けていった、すると尚更だった。
真希との仲も進み結婚し幸せな家庭を築くことが出来て亜希とも二人の両親とも親密になれた、そしてずっといい行いをすることを心掛けて生きていった。
少女を助けて得たもの 完
2023・3・22
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