270 黒魔術と法力
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かよ子は瞬間移動を使われたのかと思った。ラ・ヴォワザンはモンテスパン公爵夫人の元へ移動していた。
「危なかったわね、ラ・ヴォワザン」
「はい、お礼を申し上げます」
「あそこに・・・!!」
(あの人がやったの・・・!?)
「さあ、お前ら!観念してその杖を私達に渡すのよ!」
モンテスパン公爵夫人がかよ子達に反撃を始める。公爵夫人は炎の球体を飛ばした。
「そ、そんなもの、杖でもっと強くさせて貰うよ!」
かよ子は己の杖を炎の球に向けて更に強力な炎を操る能力を得た。だが、火炎放射で返しても球体はかよ子の炎を吸収するだけだった。
「ひ、ひい・・・!!」
かよ子の所に熱の攻撃が襲う。
「山田かよ子!向い火では勝てぬ!」
次郎長が刀を振り払う。何とか炎の巨大化は何とか抑えた。
「富田太郎、椎名歌巌!水の能力を使ってくれ!」
「あいよ!」
「了解だブー!」
ブー太郎の水の石、椎名の水の球が水を発する。炎の球体は次第に小さくなっていく。そして一つの雨雲が球体の上に被さり、雨を降らせて小さくしていく。
「私達も手伝うよ!」
「あ、ありがとう!!」
「こいつら!」
だがモンテスパン公爵夫人とラ・ヴォワザンの所に別の攻撃が襲う。岡山の高校生の遠距離攻撃が来た。
「うおっと!」
モンテスパン公爵夫人の空間歪曲で何とか防御できたが、まだ戦う者が襲って来る。ものすごい速さで二人に接近してきた者がいた。小政だった。
「覚悟!」
小政が斬りに掛かる。
「何を!!」
ラ・ヴォワザンが毒を当てて即死させようとした。しかし、また別の男が二名介入してきた。そしてラ・ヴォワザンが投げた毒も防がれた。
「俺の刀で防がせて貰ったよ!」
「おうよ!遠距離攻撃できるのは他にもいんだ!」
関根と綱五郎だった。綱五郎がピストルより発砲した。だが、モンテスパン公爵夫人の空間歪曲の防御で阻まれてしまった。綱五郎に弾が跳ね返る。
「危ねえ!」
関根は刀を振るい、弾をその場で爆発させた。幸い綱五郎にも関根にも何のダメージはなかった。
「全く嫌な連中ね!」
モンテスパン公爵夫人は即死の術を掛ける。
「即死の術よ!」
のり子の人形・キャロラインが警告した。
「な!?」
かよ子達は武装の能力での防御体制に入る。
「異能の能力など無駄だよ!」
ラ・ヴォワザンが異能の能力を無効化させる毒をばらまいた。何もかもが無力化される。
(し、死んじゃう・・・!?)
「そこのお主!法力の防御を強めるのです!」
「お、おう!」
法然と大五郎が法力を強めた。
「黒魔術にそんなものが通用するとでも?」
モンテスパン公爵夫人も黒魔術を強める。黒魔術と法力のどちらが制すか。両側は引けを取らない。
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