暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第106話 ルキの失敗!1ミリのユダ登場!
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side:小猫
メルク包丁を使いこなせるようになるため私は節乃さんと姉さまに修行を付けてもらっています。しかしその修行は想像以上に厳しい物でした。
「小猫、もっと早く正確に!少し雑になってきてるよ!」
「は、はい!」
私は今メルク包丁の一つである『千徳包丁』を使って数千種類の食材をさばいています。
この包丁はメルクさんの代表作でもあり様々な食材を自在に切ることが出来るまさにオールラウンダーな包丁なんですが……
(思っていたよりも難しい!何でも切れるから食材によっては本来切ってはいけない場所まで切れてしまう!しかも私自身が知識を持っていなければ完全には使いこなせない!)
多くの食材を切れるという事はそれだけ食材に対しての知識が無ければこの包丁は使いこなせません。しかも切れ味が良すぎるので少しでも力加減や動かし方をミスすれば食材を駄目にしてしまいます。
私も多くの料理本を読んだり実際に食材を捕獲に行って自分の目で確かめたりしますが、それでも経験が足りません。
私は初めて見る食材を切りながら同時にその食材の事を勉強して……を繰り返しています。
始めの頃は千徳包丁のあまりの切れ味に指を切ったり食材を駄目にしてしまいました。戦車の駒の特性である頑丈さがなければとっくに指が全部切り落ちていたと思います。
「よし、少し休憩しよっか。節乃さん、ワープキッチンを解除しても大丈夫だよ」
「ほいよ」
姉様がそう言うと節乃さんは手から出していた空間を消しました、これがワープキッチンです。
「節乃さん、だいじょうぶ?」
「流石にちとこたえるじょ。まあもう少ししたら次郎ちゃんがグルメ界から食材を持ってきてくれるから問題ないぞぃ」
「ならいいけど……無理はしないでね」
節乃さんほどの強者でもワープキッチンの連続使用はこたえるらしく始めて息を切らしているのを見ました。協力してくれる節乃さんの為にも何としてもメルク包丁を扱えるようにならないといけませんね。
「セッちゃん、食材を持ってきたぞ」
「おお、次郎ちゃん。すまんのぅ」
「構わん構わん、セッちゃんの為なら酒を数日断つくらいなんてことないわい」
そこに次郎さんが大量の食材を持ってきてくれました。
「あれ、次郎さん今日は髪が黒いんですね」
「小猫か、久しぶりじゃな。ワシは今酒を断っとるんじゃ、グルメ界に入る時は流石に酔えんからな」
私はその言葉を聞いて驚きました。次郎さんほどの実力者でも酔っては入れないというグルメ界……これは想像していたよりも遥かに危険な場所なんですね。
「さてそれじゃグルメ界の食材で料理を作ろうかのう」
「
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