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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百五十八話 超地球救済戦記 断罪王アポカリプス? 山神ムサシ その1
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リックブレイク現象によって人類が滅びることを意味する、『アポカリプス宣言』を発表。
そう、俺達人類は今、終末が約束された世界で生きているのだ。
テレビに映っている女子アナが言うには、学生寮の近くの駅でパブリックブレイク現象が発生。
外国人に電車の撮影を邪魔された鉄道マニアの男性達が突如、発狂してパブリックモンスターになってしまったらしい。
俺はため息と共にテレビの電源を消す。
時計を見る、まだ夜の11時だ。
深夜にもかかわらず、学生寮の隣部屋からはクラスメイトの竹田の奇声が聞こえてくる。
「キエァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ?」
竹田は昨日、あんまりかわいくない女子に告白したが、どうやらフラれたらしい。
見た目の悪い竹田でも、見た目の悪い女子となら付き合えると思っていたのだろう。
ご愁傷さまである。
ストレスで竹田がパブリックモンスターにならないことを祈ろう。
俺はとりあえず、二度寝することにした。
「キエァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ?」
しかし、竹田の奇声が止むことはなかった。
俺は竹田の部屋に聞こえるように、罵声と共に壁を思いっきりキックする。
「うるせぇ?」
すると、隣の部屋から竹田の声が返ってくる。
「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ?キエァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ?」
さすがに頭にきた俺は廊下を出て、竹田の部屋のドアを開ける。
竹田の部屋には怪物がいた。
その怪物の顔は、よく見ると竹田だった。
「竹田ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ?」
そう、好きな女にフラれたショックがストレスとなり、竹田はパブリックモンスターになってしまったのだ。
つまり、先程の俺の祈りは無駄であったということだ。
怪物と化した竹田が俺に襲いかかる。
俺は学生寮の廊下を全力で走る。
俺と竹田の間に白い制服を来た男が現れ、光る拳で竹田をふっ飛ばした。
「あの制服は、PGS(パブリックガーディアンズ)だァ?」
PGS(パブリックガーディアンズ)とは。
パブリックモンスターの脅威から国民の安全を守る為に、政府が社会にとって脅威ではないと認定したパブリックモンスター達を集めた集団が『PGS(パブリックガーディアンズ)』である。
わかりやすく言えば、PGSとは人類に対して友好的なパブリックモンスターの集団である。
「僕は、PGSの霧原カイト。この学生寮から怪物のような奇声が聞こえてきたとの通報があってここに来た。通報したのは君か?」
「ちがいます」
おそらくPGSに通報したのは、この学生寮に住んでいる俺以外の生徒だろう。
「竹田はいったい、どうなってしまうんですか?」
「あの様子だと、パブリックモンスターになって完全に自我を失ってい
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