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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十四話
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野。逃げるなら手を貸すぞ」
建物の影からぬっと出てきた臥煙が忍野に視線をロックオン。
「頼んだ」
忍野の同意を受けて彼を擬似瞬間移動でふっ飛ばす。
臥煙がため息をつき、こちらへ歩いてきて合流。
「まったく。君はいつもそうやって、自分を対価にミラクルを起こすんだから。
私は君が心配だよこよみん」
「はは、すいません」
と力なく笑う暦さん。
今はまだヒトで、出血もしている。
「よし、じゃあ俺たちは退散しようか」
さっさと吸血鬼化させてやらないと、衰弱してしまいかねない。
奏が俺の影に沈む。
「そうだな。ここからは、”家族”の話し合いだ」
箒は忍野扇と暦さんと羽川翼を家族と纏めた。
臥煙に後はよろしくとアイサインを送って、その場を後にする。
「これで、彼の青春の物語は終わりを告げた。のかな?」
「まだ大学生活があるだろう。暦さんが合格していればの話だが」
暦さんは、またきっと吸血鬼になり、我が姉上と暮らすのだろう。
何時までかはわからないけど、きっとその生に飽くまで。
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