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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十四話
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が降り立つ。

「お、くらやみ消えた」

忍野の一言でくらやみが消失し、静寂が辺りを支配する。

と、そこで通信が入る。

ホロウィンドウの表示に思わず顔を近づける。

”Call from HANEKWA”

なぬ?

”Sound Only”

『一夏くん。ありがとう。でもあとで殴らせてね』

それだけ言って、通信が切れた。

「おぉ、こえぇ」

ホロウィンドウを消し去り、全ての戦闘態勢を解く。

箒もそれを見て刀や各種装備を量子格納し、奏も魔剣スクレップを影に戻した。

正面玄関をじっと見つめる中、ペタペタコツコツ、カツンカツンガシャガシャと足音が聞こえた。

「やぁ、こよみん。お疲れ様」

フルスキンISを纏った羽川翼。

その腕に抱かれた、隻腕の青年。

ぐったりとし、力なく恋人に身を任せたまま、こちらに顔を向ける。

「まったく、我が甥はお人好しだな」

”忍野”扇に視線を向ける。

「ふふ。我がてっs……おっと。あまり口に出すと良くないかな。
はじめまして。忍野扇」

「はじめましてですね。一夏さん」

色黒とした、全てを見透かすような瞳。

「僕ぁ君からのアプローチ待ちのために身内を西サハラまで飛ばしたってのに、振られちまったようだね」

「ははー。貴男に喧嘩を売るほど馬鹿じゃありませんよ。
それに、私はあなたに対しては動けない」

忍野扇がそっと暦さんの頭を撫でた。

「それにしても、せっかく遠ざけたのに強引に結解を突破してきたときは驚きましたよ」

「篠ノ之神社は北白蛇神社と真反対の位置にあるからなぁ。街を依代にした場合は結解の穴になってんだよあそこは。
あとは龍脈と重なった地下水道から入れば結解を崩さず、そして力も吸血鬼としての存在力だけでも突破できるってわけだ」

「そこは盲点でした。そもそも地下水道なんてあったんですねぇ。ま、貴方は此方に直接手を出してくることは無いと分かってましたし。
さして問題ではないんですけど」

彼女は暦さんに向けていた視線をそのまま上へ。

「まさか”叔父さん”を本当に連れてくるとは」

「けっこう苦労したんだよ?」

たしか極地までいってたんだっけか。

しっかしよく忍野連れてこれたな。

”今の”羽川翼って忍野の好みじゃなさそうだが。

そんで当の忍野はフラフラしながら歩いている。

「久しぶり。忍野」

「おー。久しぶり。ユートピア」

「天災兎印の酔覚まし要る?」

「いや。いいよ。そんなおっかない物」

余裕がないのか、こちらへの警戒を隠せていない。

そこでちょうど建物の対角に位置度っていた臥煙が合流しようとする。

「忍
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