暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
合体魔法
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ると、転がるようにしてそれを回避する。

「天竜の翼撃!!」

体勢が悪いように見えた天使。そんな彼に向かってウェンディが向かっていくと、それを見た彼は笑みを浮かべていた。

「見切ったよ、もう」

転がりながら彼は脚を伸ばすと迫ってきていたウェンディの胴体を挟むようにして捕まえる。そのまま彼は転がる勢いを使って彼女をすぐ隣に迫ってきていた壁へと打ち付けた。
















「天神の怒号!!」

シェリアが動き出そうとするウィバリー目掛けてブレスを放つ。彼はその際レオンの位置を確認しつつ、その場で仁王立ちで待ち構える。

(彼の現在地はあそこ、ならーーー)

魔法を払おうと右手を上げたウィバリー。それを見て動き出したレオンを彼は見逃さなかった。

タンッ

動かした右手を下ろして飛び上がった天使。彼はまるでシェリアの魔法を飛び越えるかのように前方向へと高々とジャンプした。しかし彼女が放ったのはブレス、長い息により奥行きのあるそれを飛び越えることは困難。

(いや、あいつには翼がある。それで上空で待機する気か?)

天使たちには翼がある。それを生かせばシェリアの攻撃も交わすことができるかと考えたレオンは脚を緩め宙に浮いている状態の彼へと飛び付こうとする。しかし・・・

「君ならそうすると思っていた」
「!!」

レオンがジャンプしたタイミングでウィバリーは彼に正面を向けると、シェリアのブレスに片足を入れる。

「ぐっ」

神殺しの魔法である彼女の攻撃を受けてノーダメージでいられるわけはない。痛みに顔を歪ませるウィバリーだったが、彼はそれに耐え抜くと、魔法を踏み台にしてレオンへと突進する。それも高速での回転を起こしながら。

「なっ・・・」

シェリアのブレスは風を起点としているため渦巻き状の魔力の動きをしている。それを受けることにより自身の身体に回転力を付加し、勢いを増して体当たりを試みたのだ。

その速度域に向かっていたレオンが反応できるはずもなく、彼の突き出した拳を腹部へと受け、彼の身体も回転しながら壁へと叩き付けられる。

「レオン!!」
















「ウェンディ!!」

壁に叩き付けられた少女の姿に青ざめるシリル。そんな彼女に追撃をしようとした天使だったが、ウェンディもすぐさま行動を起こし難を逃れる。

「大丈夫だよ、シリル」
「よかった。でも・・・」

放った拳が空振りに終わった天使はすぐさま二人の方へと向き直る。その表情を見てもわかるように、鬼気迫るものがあることを感じた二人は額の汗を拭う。

「もう私たちは出し切ってるのに・・・」
「向こうはまだ戦
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ