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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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次の日、帰ってみるとななのちゃんがテーブルに座って勉強しているみたいだった。
「お帰りなさい 今ネ 今日の学校のこと 復習しててん」と、彼女はジャンパーの上着に下は運動用のハーフパンツのジャージ姿で玄関ドァまで迎えに出てきた。
「あぁ この恰好? だって制服シワになるやろー だからー 着替えてん 学校行くときもね スカートの下は これ 穿いていくネン」
「そう 今は そんな色気ないのん 下に穿いてるのが普通なんやのー」
「なんなん? シュウでも見たいんかぁ?」
「そんなこと言ってないよ 見たいとかじゃぁ無くて 見えるカナって ドキドキするのがええんやー」
「やっぱり 見たいんやー」
「違う! って 時代が変わるんやなーって 僕らの頃は 女の子は競ってスカート短くしてたし 別に 見えったて普通やったからな」
「ふーん それを懐かしがって おっさんが 盗撮とかするんや」
「うーん それは別の問題カナ まぁ いいや どうだい? 慣れた?」
「うん まぁネ 隣の席の ナナコちゃんと仲良くなっちゃった 名前似てるやんかー 話し掛けてきてくれて 直ぐにネ」
「そうか 良かったなー どんどん 友達増やすといいよ ななのは明るいんだから」
「そんなことなかったんだけどネ シュウに会ってから・・ 神様がきっと シュウと結び付けてくれたんだー ななのこと 憐れんで」
「また そんな風に言う 君が引き寄せたんだよ 良い子だったから」
「なぁ 私 シュウの言っていたクラブやってみる あのなー クラスのリョウって子 始めるって言ってたし 一緒にやろうって 誘われたの」
「そうか じゃあ クラブの監督に話しとくよ 僕の知り合いの子だって」
「うーん それもなー でも しょーがないかー 僕の彼女ですってわけにいかんもんなー」
「こらー ななの また からかい出したなー」と、僕は、可愛くなって彼女の頭を押さえてしまっていた。
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