第二章
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「コースで頼むとか言われてもな」
「お店にも都合がありますしね」
「その時で」
「だからですよね」
「予約することも必要ですよね」
「やっぱりそうしたことをすることもな」
店にあらかじめ予約を取ることもというのだ。
「大事だよ、仙台だけじゃなくてな」
「他のところもですよね」
「それこそ大阪でも東京でも」
「何処でもですよね」
「一人でプライベートで行く時でもな」
そうした時でもというのだ。
「どうしても行きたいお店ならな」
「前以てですよね」
「予約した方がいいですね」
「そうですね」
「電話するかぐるなびかホットペッパーで簡単に出来るんだ」
蘆屋はインターネットの方も話した。
「だったらな」
「しておくことですね」
「それでことが済むから」
「それがマナーでもありますね」
「人としてのな、だから皆もそうしてくれよ」
今度は牛タンの塩焼きを食べつつ話した、これまた仙台名物であり蘆屋はそちらも楽しんで食べている。
「こうした時そしてどうしても行きたいお店にはな」
「予約ですね」
「前以てそれを取って」
「そのうえで行くことですね」
「そうして楽しもうな」
こう言ってまたビールを飲んだ、そのうえで部下達と共に忘年会を楽しみ。
その後でだ、部下達に店を出た時に話した。
「今度は新年会だけどな」
「そっちの予約も取らないといけないですね」
「今度は」
「そうですね」
「そうだよ、今度はどのお店にするか」
かなり飲んだ結果真っ赤になった顔で話した。
「考えてな」
「決めてですね」
「そうしてですね」
「予約しますね」
「そうしような」
笑顔で言ってだった。
蘆屋は家に帰った、すると彼は妻と娘に課長ではなく妻そして父親として接した。それでこう言うのだった。
「お風呂いいかな」
「最後だからちゃんと洗ってね」
「拭いておいてね」
「そうするよ」
家族に応えてだった。
そのうえで風呂に入ってすっきりして洗って拭いて奇麗にしてから歯を磨いてベッドに入った。すると隣で寝ている妻に言われた。
「ビールかなり飲んだ?」
「好きだからな」
「それはいいけれど痛風には気をつけてね」
「わかってるよ」
こう返してだった。
今は寝た、そして後日新年会の予約を取ったのだった。
店の予約はしろ 完
2023・3・19
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