エイプリルフール番外編 「夢」その4
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のだろう。
「…ハナビ…絶対に無理はするなよ。お前が死んだら…俺は…」
「はい…」
相手の目的はあくまでも俺。最悪の場合は…うん、分かっているさ。
「二対二ですか。これでは後ろにまで手が回りませんねえ。どうしましょうかイタチさん」
「もとより目的は目の前のナツだ。そのナツが残ると言うのなら後ろなどどうなっても構わないだろう」
「と言う事で、逃げろ、今すぐにっ!相手が見逃してくれている内にっ」
「くっ…お気をつけて…さぁ皆さん、下がりますよ」
「ハナビは良いのかよコレ」
「あのナツさんが足手まといと判断したのは私たちなのです、聞き分けなさい」
どうにか後ろのアカデミー生との距離が開くが、どうやらそこらが時間いっぱいのようだ。
一歩も動かずにいられたのはここまで。
「イタチの相手は俺がする。悪いがそっち頼めるか?」
「任せてください」
「「白眼」」
俺とハナビの白眼を使った目元に隈取が現れる。
最初から仙人モード全開。どうせ動けないならとずっと練っていたのだ。
こそりとハナビに耳打ちをする。
(出来るだけイタチは俺が相手をする。ハナビはあの鮫みたいなやつだ。いいか、あの鮫のような男は水遁を使う)
(水遁ですか…)
(ああ、しかしそれ以上にあの刀がヤバイ。あの刀はチャクラを喰らう)
(チャクラを…)
(極力刀に触れずに戦うしかないな)
(分かりました、やってみます)
(それとあっちのうちはイタチは万華鏡写輪眼の開眼者だ)
(なっ!?それってイズミ姉様みたいな…)
(能力は幻術眼の最上位と視点発火による炎遁だ。両方とも食らったら死ぬ…覚えておけ)
(…ナツ兄さまも…絶対に死なないでください)
(ああ)
まだ誰ともにゃんにゃんしてないのに死ねるかっ!と言うかアレ?なんで俺結婚してないのでしょう?婚約者居るのに…
まあいい。…いや、良くないけど今は目の前の敵だ。
先制攻撃だ。
「木遁かっ!来るぞ」
ちぃ…この印は以前見せていたからか…これだから写輪眼はっ!
だが、この術が有効な事には変わらない。
「木遁・樹界降誕」
地面から木が乱立しうねる様にイタチと鬼鮫を拘束しようと蠢く根。
「なんと、これは驚きました。本当に木遁とは」
なんて言いつつもしっかりと避けている二人のレベルは高い。
「火遁・豪火球の術」
ボウと空中から吐き出されるイタチの火遁。
「溶遁・溶解の術」
ジュっと口から高濃度の酸を吐き出して炎弾を包み込むと消火のついでに飛び散った酸によるダメージを狙う。
「この攻撃…酸か」
イタチに当たる前に気が腐食し
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