第六十九話 かき氷の美味しさその六
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「何でも」
「そうだったの」
「いじめの加害者見付けたら徹底的に潰す連中ですよね」
「個人情報暴いたりしてね」
「無茶苦茶しますよね」
「本気で自殺に追い込むまでね」
先輩は顔を顰めさせて話した。
「やってるでしょ」
「あの連中そうですよね」
「それが趣味らしいしね」
「いじめの加害者を自殺まで追い込むことを」
「完全に潰すまでね」
自殺せずともというのだ。
「実際死んだらサイトに死んだことを大喜びで書いて処分した数とか言ってるし」
「処分って」
「あいつ等はそうした連中なのよ」
その従兄弟達はというのだ。
「いじめを憎むよりも加害者を見付けてね」
「糾弾出来る相手をですね」
「それで正義を振りかざしてね」
「潰すんですね」
「それを楽しんでいる連中なのよ」
「それがあの二人ですか」
「それであの連中何でか八条学園に関係があるのか」
その辺りはわからないがというのだ。
「八条学園にいじめがあったらね」
「やたら来ますね」
「それで人生破壊して」
そうしてというのだ。
「自殺とか衰弱死まで追い込んで来るでしょ」
「そうですね」
「この連中もいるから」
「結果としていじめも少ないですね」
「若しばれてね」
いじめをしていることがというのだ。
「あの連中が仕掛けてきたらよ」
「洒落になってないですからね」
「ええ、あれよ」
ここで二人は水風呂から出た、そしてサウナに戻ってその中に座ってからだった。先輩は理虹にあらためて言った。
「必要悪よ」
「あの二人は」
「やってることは腐れ外道だけれどね」
「人殺してますしね」
「間接的でもね」
直接手を下していないがというのだ。
「自殺とか衰弱死に追い込んだらね」
「ご家族も巻き込んできますしね」
「平気というか嬉々としてね」
そのうえでというのだ。
「そうしてきてお仕事とかクビにさせたりするでしょ」
「流石にご家族まで攻撃するのはないですね」
「しかも嘘まで吐くからね」
いじめの加害者を攻撃する為にだ。
「あることないこと言い回って」
「人の憎しみ煽ってますよね」
「それで尚更ね」
事実だけを出す場合よりもというのだ。
「人を怒らせてね」
「いじめを嫌う人達を」
「それで攻撃させるからね」
「本当に最低最悪な連中ですね」
「けれどね」
そうした連中だがとだ、先輩は話した。
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